平安の才媛、大弐三位（藤原賢子）とは？歌と恋と、その生涯に迫る？紫式部の娘、大弐三位の波乱万丈な人生

それでは、大弐三位こと藤原賢子の生涯を紐解いていきましょう。

まずは、彼女の生い立ちと、才媛としての片鱗を垣間見ることができるエピソードから見ていきましょう。

才媛の誕生と恋愛模様

本日は、よろしくお願いいたします。

まずは、大弐三位こと藤原賢子の生涯についてお話しします。

賢子の生い立ちから、恋愛遍歴、そして歌人としての才能に迫ります。

藤原賢子「光る君へ」人物事典

公開日:2024/11/03

✅ 記事は、平安時代の歌人「大弐三位」こと藤原賢子について、歴史的な事実と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」における設定を比較し、ドラマでの賢子のキャラクター像を解説しています。

✅ 特に、ドラマでは賢子が実父である藤原宣孝との関係、祖母である藤原為時との関係、そして恋愛模様などが史実とは異なる設定で描かれていることが強調されています。

✅ また、記事では賢子の歌人としての活動や、史実における恋愛関係についても触れられています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.onestep-mugi.com/post/hikarukimie_katako

ドラマと史実の違いが興味深いですね。

賢子の恋愛模様は、彼女の和歌に深く影響を与えていることがよく分かります。

彼女の感情表現の豊かさと、歌の巧みさに感銘を受けます。

藤原賢子（大弐三位）は、平安時代の才媛として知られ、紫式部の娘として生まれました。

賢子は幼くして父を亡くし、母である紫式部の愛情を受けながら成長しました。

10代で宮仕えを始め、上東門院（藤原彰子）の女房として仕えました。

宮仕えを通じて、藤原頼宗、藤原定頼、源朝任といった貴公子たちと恋愛関係にありました。

これらの恋愛関係は、賢子の和歌作品に色濃く反映されています。

藤原頼宗への恋は、ストレートな表現で歌われています。

藤原定頼との恋は、浮気を歌に詠み、複雑な感情のやり取りを歌にしたことから、賢子の恋愛に対する情熱と、相手に対する失望や揶揄を巧みに表現する技量の高さがうかがえます。

源朝任との恋は、10歳年上の相手への想いを、年齢差を感じさせない情熱的な和歌で表現しており、彼女の恋愛の成熟した一面が垣間見えます。

なるほど、ドラマでは脚色されている部分もあるんですね。史実に基づいた情報とドラマの比較、とても面白いです。賢子の歌が、恋愛感情をストレートに表現している点も興味深いです。

結婚と新たな人生

本日は、よろしくお願いいたします。

藤原賢子の結婚と再婚についてお話しします。

そして、彼女の系譜が、平安時代の貴族社会においてどのような意味を持っていたのかを解説します。

光る君へ」の血系図紫式部の娘藤原賢子

公開日:2024/09/04

✅ 藤原賢子は、紫式部の娘であり、平安時代中期の女流歌人として活躍しました。

✅ 彼女は、関白藤原道兼の次男・兼隆と結婚し、その後、東宮権大進・高階成章と再婚しました。

✅ 藤原賢子の系譜は、紫式部の系譜、藤原道長と高内侍貴子の系譜、そして高階氏と深く結びついており、平安時代の貴族社会における女性たちの複雑な関係性を示しています。

さらに読む ⇒尾道ゆったり歩き記出典/画像元: https://yo3519.hatenablog.com/entry/2024/09/04/163333

賢子の行動力には驚かされますね。

再婚相手についていくというエピソードは、彼女の自立した女性像を物語っています。

晩年の裕福な生活も、幸せな人生だったことを示唆しています。

賢子は、藤原道兼の次男である藤原兼隆と結婚し、一女をもうけました。

しかし、後冷泉天皇の乳母になったことで藤原兼隆と離婚しました。

その後、太宰大弐正三位である高階成章と再婚し、息子が高階為家、娘は大弐の母をもうけました。

夫の高階成章が単身で赴任した際にも、彼について行ったという逸話は、彼女の強い意志と行動力を物語っています。

晩年には、夫と共に裕福な生活を送ったと考えられています。

結婚相手を変えながらも、自分の道を切り開いているんですね。男性に頼らず、自分の意志で人生を歩んでいる姿は、とてもかっこいいです。