広島平和記念資料館、入館者数増加と平和学習の取り組み(?)被爆80周年へ向けた取り組みと、資料館の現状を紹介
被爆80周年を機に、全国の子どもたちに平和学習を深める「ヒロシマ平和学習受入プログラム」が本格始動!広島で原爆の現実を体感し、平和への意識を高めよう!
原爆資料館の入館者増加と混雑対策
広島原爆資料館、今年の来館者数は?
118万人超え
入館者数の増加は、資料館の注目度の高さを示しています。
公開日:2024/10/15

✅ 広島平和記念資料館(原爆資料館)の2023年度入館者が過去最多となる176万人を超え、3月末には190万人に達する見通しです。これは、G7サミット開催による被爆地への関心が高まったことなどが要因と考えられます。
✅ 同館では、2019年の展示全面更新とG7サミット開催による各国首脳の訪問により、世界中から注目を集めています。特に外国人入館者は近年大きく増加しており、2023年度は1月までにすでに過去最多を上回る56万9602人が訪れています。
✅ 入館者の増加に伴い、同館では長い行列が発生しています。混雑緩和のため、2月16日からインターネットでのチケット販売を開始し、希望日などを選択して電子決済で購入できるようになりました。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01929/混雑対策として、オンラインチケット販売が導入されたのは、大変有効な取り組みだと思います。
広島原爆資料館は、本年度上半期(4~9月)に過去最多の118万8065人の入館者数を記録しました。
これは、昨年度同期比で15%増加し、年間200万人を超えるペースです。
外国人は全体の3割を超える約38万6千人で、昨年同期比3.7%増でした。
入館の待ち時間は、4月、5月、8月に計5日間、30分を超えました。
特に8月はお盆時期で、60分待ちと50分待ちがそれぞれ2日と1日発生しました。
市は、オンラインチケット販売を導入し、入館者の40.5%が利用しました。
また、開館時間を朝夕各1時間延長しましたが、利用者は上限の26.1%にとどまりました。
市は、オンライン販売の案内や混み合う時間帯を知らせるチラシを製作し、混雑対策に力を入れています。
入館者の増加は喜ばしいことですが、混雑も課題ですね。オンラインチケット販売や開館時間の延長など、様々な対策が講じられているのは素晴らしいです。
関東圏への修学旅行促進と平和学習支援
広島平和文化センターは、どんな取り組みを始めるの?
修学旅行の旅費助成
関東圏への修学旅行促進は、被爆地への理解を深める上で重要な取り組みだと思います。

✅ 広島平和文化センターは、被爆80年の2025年度に、被爆地への修学旅行誘致事業を開始します。
✅ 関東圏の公立中学校をモニター校とし、生徒1人あたり3千円の旅費助成と教員向け事前研修を実施することで、次世代への平和学習を促進します。
✅ 被爆者が高齢化する中、若者の被爆地訪問を促し、平和学習への意識を高めることを目的としています。
さらに読む ⇒中国新聞デジタル出典/画像元: https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/583303旅費助成や教員向けの事前研修など、充実した支援内容によって、より多くの生徒が被爆地を訪れ、平和学習に取り組めるようになるといいですね。
広島平和文化センターは、被爆80年の2025年度から、関東圏の公立中学を対象に、修学旅行の旅費助成(生徒1人3000円)を開始します。
これは、高齢化する被爆者の証言を継承し、次世代に平和学習を広めるための取り組みです。
事前・事後の平和学習の支援、被爆体験伝承者の派遣、地元中学との交流、アンケート・学習成果発信の協力など、多岐にわたるサポートを提供します。
目標は5年間で100校の指定で、教員向けの研修会も開催し、平和学習の理解促進を図ります。
この取り組みは、関東圏から広島への修学旅行者を増やし、若い世代に被爆の実相を深く理解させ、平和への意識を高めることを目指しています。
被爆80周年に合わせて、このような取り組みが本格的に始動するのは素晴らしいですね。
原爆資料館入館者数と平和へのメッセージ
広島平和記念資料館、今年の入館者数は?
過去最多の43万4千人超え
入館者数増加の背景には、様々な要因があるんですね。

✅ 広島平和記念資料館の2023年度入館者数は200万人を突破し、過去最高を記録しました。これは、外国人入館者の増加と、昨年12月の日本被団協のノーベル平和賞受賞による影響が大きいと考えられます。
✅ 外国人入館者の割合は3割に達し、円安によるインバウンド増加や、ウクライナ紛争などによる平和への危機感の高まりが背景にあるとされています。
✅ 入館者増加に伴い、館内が混雑し、展示物をじっくり見学できないなどの問題が発生しています。市は、チケットのウェブ販売や自動券売機導入などの対策を講じていますが、さらなる対策が必要とされています。
さらに読む ⇒時事通信ニュース出典/画像元: https://sp.m.jiji.com/article/show/3460356?free=1入館者増加は、平和への関心の高まりを示す一方で、混雑対策も課題となっています。
広島市が発表した令和4年(2022年)の広島平和記念資料館の入館者数に関する資料です。
資料には、概況、月別入館者数、月別修学旅行数、修学旅行等団体の地域別入館者数、修学旅行等団体入館状況、年度別総入館者数と外国人入館者数が含まれています。
資料はPDF形式で閲覧可能です。
広島平和記念資料館の今年度の入館者数が43万4千人を超え、過去最多を更新しました。
これは、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの紛争などによる平和に対する危機感の高まりと、外国人旅行者の増加が要因と考えられています。
館長は、被爆者の体験を通じて核兵器廃絶への国際世論醸成を期待し、原爆被害の実相と平和への思いを語り継いでいくことの重要性を訴えています。
被爆者の体験を語り継ぎ、平和へのメッセージを発信していくことが、核兵器廃絶への国際世論醸成につながると信じています。
広島平和記念資料館は、被爆の記憶を後世に語り継ぎ、平和への意識を高める重要な役割を担っています。
💡 広島平和記念資料館の入館者数は近年増加しており、2023年度には過去最高を記録しました。
💡 被爆80周年を記念して、平和学習の取り組みが強化されています。
💡 資料館の改修工事や混雑対策も進められており、より多くの人が平和について考える機会が増えることが期待されます。