顕如と如春尼：戦国時代の夫婦愛と本願寺の激動（？マーク）変わらぬ愛を七夕に詠んだ夫婦と、本願寺をめぐる戦国時代

如春尼の生涯：夫を支え、本願寺を導く

本章では、顕如の妻・如春尼の生涯に焦点を当てます。

夫を支え、本願寺を導いた彼女の生涯と思想、そして本願寺分裂への影響について詳しく見ていきましょう。

なんで本願寺は東と西の２つもあるの？

公開日:2019/12/06

✅ 東本願寺と西本願寺に分かれたのは、宗教的勢力と権力者の対立、そして内部の家族間の確執が複雑に絡み合った結果である。

✅ 戦国時代、織田信長と本願寺の顕如との対立が激化し、信長の宗教勢力排除の姿勢が、本願寺の抵抗を招き、石山合戦へと発展した。

✅ 信長没後、本願寺は教団運営を巡る対立から分裂し、教団内の派閥争いが、現在の東本願寺と西本願寺の二つの宗派へと繋がった。

さらに読む ⇒゛伝えたい京都、知りたい京都〜Kyoto出典/画像元: https://kyotolove.kyoto/I0000135/

如春尼は夫を支え、本願寺の行く末を見守った女性ですね。

彼女の存在が、後の宗派分裂に繋がったというのは、興味深いですね。

歴史の流れを大きく変えた女性ですね。

如春尼は、左大臣三条公頼の三女として生まれ、武田信玄の正室の妹にあたります。

1557年に顕如と結婚し、教如、顕尊、准如の三人の息子をもうけました。

石山合戦終結後、夫の顕如と共に七条烏丸へ移住。

顕如の死後、如春尼は教光院として出家し、生前の顕如の遺言に基づき、豊臣秀吉に准如を後継者とするよう訴えました。

この結果、本願寺内部で激しい抗争が勃発。

最終的に准如が後継者となり、如春尼は本願寺の跡目争いを見届けた後、55歳で死去しました。

彼女の死後、教如率いる東本願寺と准如の西本願寺に分裂し、本願寺分裂の元凶とも言われましたが、不安定な時代に本願寺を守るために尽力しました。

この二つの寺は、現在も浄土真宗の宗派として存続しています。

如春尼の生涯について、詳しく解説していただきありがとうございます。戦国時代の女性でありながら、本願寺の歴史に大きく関わったという事実に感銘を受けました。

顕如の晩年と本願寺の再興

本章では、顕如の晩年と、本願寺の再興について解説します。

信長との和睦後、顕如はどのような活動を行ったのか、そしてその後の本願寺の行方を見ていきましょう。

5分でわかる！織田信長を苦しめ続け本願寺顕如とは？

公開日:2021/09/04

✅ 本願寺顕如は、織田信長と10年以上にわたり対立し、一向一揆などを起こして信長の天下統一を阻んだ。

✅ 顕如は朝廷から頼られるほどの莫大な富を持ち、政略結婚を通じて諸大名との関係を築き、加賀(石川県)では門徒による自治を行っていた。

✅ 信長の死後、豊臣秀吉の計らいで摂津に天満本願寺を建立するも、最終的には京都へ移転し、西本願寺が建立された。顕如は50歳で死去し、その後は子らの間で争いが起こった。

さらに読む ⇒戦国日誌出典/画像元: https://bushoolife.com/honganjikennyo/

顕如の晩年と、本願寺の再興への道のり、興味深いです。

秀吉の庇護を受けながら、京都での再興を目指す姿には、強い意志を感じますね。

信長との和睦後、顕如は各地を転々とし、豊臣秀吉の計らいで摂津に天満本願寺を建立。

その後、本願寺は秀吉の命令で京都に移転し、現在の西本願寺が建立されました。

顕如は京都での本願寺再興を目指しましたが、50歳で死去しました。

文禄5年（1596年）の地震で本願寺の阿弥陀堂と御影堂が倒壊し、翌年に再建されました。

再建された御影堂への親鸞聖人御影の移徙の法要は慶長2年（1597年）11月3日に行われ、顕尊上人も参列しました。

この法要に顕尊上人も参列。

慶長3年（1598年）1月16日、如春尼が死去。

彼女の死後8ヶ月後の8月18日に豊臣秀吉が死去。

秀吉は本願寺に大きな影響を与え、准如上人の住持就任にも関わっていました。

秀吉の死後、教如上人の活動は活発化していきます。

顕如の晩年、そして本願寺再興への努力、勉強になりました。秀吉との関係性や、その後の出来事など、もう少し詳しく知りたいと思いました。

本記事では、戦国時代の顕如と如春尼の夫婦愛、本願寺の激動、そしてその後の宗派分裂までを解説しました。

激動の時代を生きた人々の姿を、少しでも感じていただけたなら幸いです。