寺尾栞莉さんの切り絵画文集『きり絵画文集原爆ヒロシマ』? 原爆の悲劇と、記憶を伝える絵本原爆の記憶を後世に伝える、切り絵と絵本の物語
被爆体験を隠していた寺尾さんが、還暦を過ぎてから原爆の記憶を切り絵で表現。友禅型紙の技術を活かし、広島の惨禍を鮮烈に描いた画文集『きり絵画文集原爆ヒロシマ』が、原爆投下80年を前に奇跡の復刊! 生々しい描写は今も人々の心に深く刻まれ、戦争の悲劇と人間の優しさを伝えます。絶版から43年、市民団体の動画がきっかけで、再び命を吹き込まれた不朽の名作。
幻の絵本の再誕
絵本の奇跡の復刊!何がきっかけで実現した?
YouTube動画の朗読がきっかけ。
そして最後に、長らく絶版となっていた絵本が、どのようにして復刊されることになったのか、その背景と、復刊への思いを紐解いていきましょう。
公開日:2024/04/13

✅ 神戸鈴蘭台高校の福祉活動部の生徒が、太平洋戦争の体験談を基にした絵本と紙芝居「愛犬はなのお話」を制作した。
✅ 2022年のウクライナ侵攻をきっかけに、戦争と平和について考えるため、16年に生徒が制作した朗読劇を基に制作が開始された。
✅ 生徒たちは、絵本と紙芝居の上演や寄贈を受け入れてくれる小学校などを探しており、読者に戦争や平和について考えるきっかけにしてほしいと願っている。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS4D4DN1S4DPIHB017M.html43年の時を経て復刊されるというのは、本当に奇跡ですね。
戦争の記憶を風化させないという強い思いが、多くの人を動かしたのでしょう。
長らく絶版状態だったこの絵本が、2025年の原爆投下80年を前に、奇跡的に復刊されることになりました。
きっかけは、神戸の市民団体が制作したYouTube動画の朗読でした。
出版社は、ネット検索でこの動画を発見し、著作権継承者を探し出し、再版を決意。
43年の時を経て、戦争の記憶を風化させないという強い思いが、再びこの作品を世に送り出すことになったのです。
これは素晴らしいですね。絶版状態だった絵本が、現代の技術と人々の思いによって再び命を吹き込まれる。歴史を教える者として、非常に感銘を受けました。
本日は、原爆の記憶を伝える寺尾栞莉さんの作品と、その絵本の物語を辿りました。
戦争の悲劇を語り継ぐことの大切さを改めて感じました。
💡 寺尾栞莉さんの切り絵は、原爆の記憶を後世に伝える力強い表現手段であることが再認識できた。
💡 絵本『きり絵画文集原爆ヒロシマ』は、多くの人に影響を与え、戦争の悲劇を伝える重要な役割を果たした。
💡 復刊された絵本は、戦争の記憶を風化させないという強い思いが込められており、未来への希望を繋ぐ。