浅井長政とは？生涯、信長との確執、そしてその最期…？戦国武将・浅井長政の生涯を辿る
戦国武将・浅井長政。義理堅く美男子としても名高い彼は、織田信長と同盟を結ぶも、盟友・朝倉氏との板挟みで信長を裏切る。その決断と、妻子への愛情、そして滅亡への道を描く。信長の妹・お市の方との結婚、そして3人の娘たちが織りなす壮絶な運命。現代にも続く血脈とは？ 浅井長政の生涯を紐解く、歴史ドラマ。
浅井長政の裏切りと信長との確執
浅井長政が信長を裏切った理由は？
主従関係への変化への不満
浅井長政が信長を裏切った理由について、さらに掘り下げていきます。
公開日:2017/01/30
✅ 浅井長政は織田信長との同盟を結ぶ際に、朝倉氏との関係を重視する家臣たちの反対に遭い、信長との誓約として「朝倉氏と戦わない」という条件を付けた。
✅ 長政は勢力拡大のため、停滞している朝倉氏ではなく、新興勢力である織田信長との同盟を重視し、父や家臣たちの反対を押し切って同盟を結んだ。
✅ 信長は長政との同盟によって、近江を制圧し、京都への上洛をスムーズに進めることを目論んでいた。また、武勇に優れた長政を味方につけ、畿内での戦いを有利に進める狙いもあった。
さらに読む ⇒歴史の読み物出典/画像元: https://app.k-server.info/history/nagamasa_nobunaga/2/信長との関係が、同盟から主従関係へと変わっていく中で、長政の不満が募っていった様子が分かります。
浅井長政は、織田信長を裏切った理由として、信長との同盟関係が対等なものから主従関係へと変化しつつあったことによる不満が主な原因と考えられています。
信長は上洛を果たし勢力を拡大するにつれて、浅井家に対する信長の態度は変化し、家来としての扱いを受けるようになったと考えられています。
信長の態度に不満を抱いた長政は、ついに信長を裏切り、朝倉義景と手を組むことになります。
この裏切りによって、織田・浅井同盟は破綻し、両家は激戦を繰り広げることになります。
信長との同盟は、浅井長政にとって難しい決断だったんですね。家臣たちの意見も重要だったことが分かります。
浅井長政の人物像と悲劇的な最期
浅井長政はどんな人物だった？
温厚で家族思いの武将
浅井長政の人物像と、悲劇的な最期について解説します。
公開日:2020/10/09
✅ 浅井家は、当主である浅井長政が権限を握っていない組織構造であったため、有力な家臣たちの意見に大きく左右されていました。
✅ 特に、赤尾清綱などの有力な家臣は、自分たちの利益を追求し、当主を傀儡のように扱っていました。
✅ 長政は、織田信長との同盟破棄という決断を下しましたが、これは家臣たちの意見に負けた結果であり、結果的に浅井家の滅亡につながりました。
さらに読む ⇒戦国出典/画像元: https://sengoku-swot.jp/swot-azainagamasa/長政が家臣たちの意見に左右されたことが、滅亡につながったというのは、興味深いですね。
長政の優しさも、悲劇を招いた一因だったのかもしれません。
浅井長政は、義理人情に厚い武将として知られており、イケメンというイメージがありますが、実際の肖像画からは、ぽっちゃりとした体格で、色白な顔立ちをしていることが分かります。
しかし、彼の温厚な性格と、家族や部下への愛情は、彼を魅力的な人物として描き上げています。
浅井家は、信長との同盟を破り、織田家との戦いに敗れ、滅亡しました。
浅井長政も、この戦いで自害しました。
彼は、戦国時代の悲劇的な英雄として、人々の記憶に残り続けています。
肖像画からは、少しイメージが違いますね。義理人情に厚い、魅力的な人物だったのがよく分かります。
浅井長政の子孫と現代へのつながり
浅井長政の血筋はどのように受け継がれた？
女系で続いている
浅井長政の子孫と、現代へのつながりを見てみましょう。
公開日:2022/03/28
✅ 浅井長政は織田信長の妹であるお市の方と結婚し、3人の娘をもうけました。しかし、織田信長との対立により小谷城で敗れ、嫡男たちは殺害され、浅井家の嫡流は途絶えました。
✅ 浅井長政の娘3人はそれぞれ豊臣秀吉、京極高次、宇喜多秀家と結婚し、子孫を残しました。
✅ 浅井長政の男系子孫は途絶えたものの、娘たちを通して多くの血筋が現代まで続いており、中には皇室にも繋がっていると考えられています。
さらに読む ⇒株式会社–福岡を拠点とするネクストポケット株式会社のサイトです。出典/画像元: https://nextpocket.co.jp/histonary/azainagamasa-shison/浅井家の血筋が、現代まで繋がっているというのは、歴史のロマンを感じますね。
特に、天皇家に繋がっているかもしれないというのは、驚きです。
浅井長政の嫡流は、小谷城落城後、織田信長の命により、彼の息子である万福丸と万寿丸が処分されたため途絶えてしまいました。
万福丸は関ケ原で豊臣秀吉によって殺害され、万寿丸は出家させられたため、子供を残せませんでした。
しかし、浅井長政には、お市の方との間に生まれた3人の娘、茶々、初、江がいました。
彼女たちは小谷城落城後、お市の方と一緒に織田家に引き取られ、それぞれに嫁ぎ、子孫を残しました。
長女の茶々は豊臣秀吉の側室となり、豊臣秀頼を生みましたが、大阪夏の陣で秀頼とともに自害し、その血筋は途絶えました。
次女の初は京極高次の正室となり、子供をもうけましたが、その子孫はその後どうなったのかは不明です。
三女の江は、徳川家康の息子である徳川秀忠の正室となり、家康の孫にあたる、後の将軍徳川家光を含む多くの子供をもうけました。
そのため、浅井長政の男系の子孫は途絶えてしまいましたが、女系の子孫は現在まで続いています。
浅井長政の娘である江の子孫は、徳川家を通じて現在まで続いており、その中には日本の天皇も含まれます。
浅井長政の子孫が、現代まで続いているんですね！教科書では学べない情報で、とても勉強になりました。
本日は、浅井長政の生涯を様々な角度から見てきました。
激動の時代を生きた浅井長政の人生を、少しでも理解していただけたら幸いです。
💡 浅井長政は、織田信長の妹・お市の方を妻とし、信長と同盟を結んだが、後に裏切る。
💡 信長との同盟破綻後、浅井家は織田軍との戦いに敗れ、滅亡。長政は自害した。
💡 浅井長政の血筋は、娘たちを通じて現代まで繋がり、天皇家に繋がる可能性もある。
