舞鶴引揚記念館、次世代への継承は?学生語り部が紡ぐ平和への願い舞鶴引揚記念館と学生語り部の活動
来館者減少、語り部不足という課題を乗り越え、舞鶴引揚記念館は次世代への歴史継承に挑む! 学生語り部が、シベリア抑留の悲劇と舞鶴の引き揚げの歴史を、展示案内や交流を通して伝えます。戦争体験者の思いを胸に、未来へ繋ぐ熱い想い。2025年、終戦80年を前に、学生たちが紡ぐ平和へのメッセージとは? 学び、語り継ぎ、未来を照らす、希望の光が舞鶴に輝きます。
語り部養成講座の開催と次世代への希望
戦争の記憶を語り継ぐため、どんな取り組みが行われている?
語り部養成講座開催
本章では、語り部養成講座の開催について詳しく見ていきましょう。
公開日:2024/05/08

✅ 舞鶴引揚記念館は、開館以来450万人の来館者を迎え、シベリア抑留体験者からの寄贈品を中心に引き揚げの歴史を伝えてきました。
✅ 同館は、戦後13年間、旧満州からの約66万人の引き揚げ者を迎え入れた「引き揚げの町・舞鶴」の歴史を伝える重要な施設です。
✅ 戦争体験者が少なくなる中、同館は、所蔵資料をユネスコ世界記憶遺産に登録するなど、引き揚げの歴史を「継承」していくための取り組みを続けています。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240508/ddl/k26/040/213000c戦争を知らない世代が、過去の出来事を学び、伝えていくことは非常に意義深いですね。
学生たちが将来、語り部として活躍することを応援しています。
舞鶴引揚記念館は世界記憶遺産に登録された資料を通して、戦争の残酷さと同時に、人々の希望や生き抜く力も伝えている。
舞鶴引揚記念館では、戦争体験者が減少する中、次世代への継承を目的とした「語り部」養成講座が開催され、今年度は過去最多となる小中高生18名が受講しています。
講座では、体験者の思いを伝えることの重要性を学び、学生たちは将来語り部として活躍することを目指しています。
語り部養成講座の取り組みは、未来への希望を感じさせてくれますね。学生たちが、体験者の思いを次世代に伝えるために学ぶ姿は、素晴らしいです。
資料を通して伝えられる戦争の真実と平和への願い
館内ではどんな資料が展示されている?
抑留・引き揚げ資料
本章では、資料を通して伝えられる戦争の真実と平和への願いについて解説します。
公開日:2023/07/10

✅ 1945年8月の敗戦後、約660万人の日本人が海外に残り、復員と引き揚げが開始された。しかし、民間人の引き揚げは法的根拠がなく、日本政府による現地定着指示により遅延し、特にソ連軍支配下にあった旧満州、朝鮮北部、樺太、千島列島では、現地民の襲撃、ソ連兵の暴行、略奪など、悲惨な状況に置かれた。
✅ ソ連軍は満州などに取り残された日本人の送還に関心を示さず、1946年5月になってようやく米軍の輸送船による引き揚げが始まった。また、武装解除された日本兵約57万5000人はシベリアなどに連れて行かれ、強制労働を強いられた。この「シベリア抑留」では、約5万5000人が亡くなった。
✅ 引き揚げ後も、財産を失い生活基盤のないまま、さらに青壮年男性の多くがシベリア抑留により不在だったため、多くの引き揚げ者は困難な生活を強いられた。政府による支援は不十分であり、最後の引き揚げ港となった舞鶴市は、1958年まで66万人と遺骨1万6000余柱を受け入れ、「引き揚げのまち」として、シベリア抑留の記録などをユネスコ世界記憶遺産に登録するなど、戦争の記憶を次世代に伝える取り組みを進めている。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02255/戦争の悲惨さを伝える資料が、未来へと繋がる「記憶」として残ることは重要ですね。
語り部の活動が、平和への願いを未来へと繋いでいくことを願っています。
館内では、シベリア抑留や引き揚げに関する資料約1万6千点が展示されており、語り部の活動を通して歴史を語り継ぎ、平和の大切さを伝える活動が続けられています。
シベリア抑留や引き揚げに関する資料は、戦争の悲惨さを伝える貴重な証言ですね。これらの資料を未来に残し、平和の大切さを伝える活動は、非常に重要だと思います。
本日は、舞鶴引揚記念館の現状と、次世代への継承活動についてご紹介しました。
学生語り部の活動や、語り部養成講座など、未来へと繋がる取り組みに感銘を受けました。
💡 舞鶴引揚記念館の現状と、次世代への継承における課題。
💡 学生語り部の誕生と、彼らの活動内容。
💡 語り部養成講座の開催と、未来への希望。