舞鶴引揚記念館、次世代への継承は？学生語り部が紡ぐ平和への願い舞鶴引揚記念館と学生語り部の活動

本日は、舞鶴引揚記念館と、次世代への継承活動について深掘りしていきます。

それでは、まずこの記事でわかることを見ていきましょう。

危機に瀕する舞鶴引揚記念館と次世代への継承

本章では、舞鶴引揚記念館の現状と、継承活動の課題について掘り下げていきます。

引き揚げのまち舞鶴、次世代による継承へ～平和の尊さとまちの魅力を発信

✅ 舞鶴市は、戦後海外引き揚げ者を最後まで受け入れた｢引き揚げのまち舞鶴｣として、引き揚げやシベリア抑留の史実の継承、戦争の悲惨さを次世代に伝え、平和の尊さを発信する取り組みを続けている。

✅ 来年は戦後80年を迎えるにあたり、市ではこれまでの取り組みをより一層強化し、引揚関係資料のユネスコ世界記憶遺産登録10周年や戦争の史実を語り継ぐ教育普及活動などを推進していく。

✅ 舞鶴市は、海軍ゆかりの港町としての歴史や食文化、美しい景観など、観光資源にも恵まれており、歴史と自然に触れられる魅力的な都市として注目されている。

さらに読む ⇒教育家庭新聞ニュース｜教育家庭新聞社小・中・高校の先生、職員、教育委員会、役員、教育に携わる企業の方に向けた教育の専門紙です。月２回発行。学校、行政、企業、家庭を教育情報でつなぐ立場からの情報を発信しております。出典/画像元: https://www.kknews.co.jp/post_travel/20241118_6b

来館者減少と語り部不足という課題は、次世代への継承にとって非常に深刻ですね。

存続の危機にあった記念館が、学生たちの活動によって希望を見出しているのは素晴らしいです。

舞鶴引揚記念館は、来館者減少と語り部不足という課題に直面しており、次世代への歴史継承が喫緊の課題となっています。

記念館は、平成21年（2009年）にピーク時の来館者の半分となり、存続の危機に瀕していました。

移転も議論されましたが、歴史的空間の重要性から実現せず、語り部不足はさらに深刻な課題となっており、市内での引き揚げ体験者の高齢化が加速しています。

この課題に対し、市は「語り部養成講座」を開設し、次世代の語り部を育成する取り組みを積極的に行っています。

講座は、市民向けと学生向けに分かれており、学生向け講座では、中学生から大学生まで45人の学生が、館内案内や平和学習における交流活動などを行っています。

語り部養成講座では、歴史資料や展示を通して、シベリア抑留の過酷さや舞鶴における引き揚げの歴史を学び、来館者に伝えるための技術を習得します。

記念館は、語り部と学生語り部の両輪によって、次世代への歴史継承を図っています。

学生たちの熱意と努力は、記念館にとって希望の光となり、未来へと繋がる重要な役割を担っています。

語り部養成講座の取り組みは重要ですね。学生たちが歴史資料を通して学ぶことで、より深い理解と共感が生まれるでしょう。素晴らしい取り組みだと思います。

学生語り部の誕生と活動

この章では、学生語り部の活動に焦点を当て、その詳細に迫ります。

抑留者引き揚げ、若者が語り継ぐ「戦争は未来を奪う」京都府舞鶴市：東京新聞デジタル

✅ 舞鶴港は、太平洋戦争終戦後、多くの引き揚げ者を迎え入れ、「引き揚げのまち」として知られています。

✅ 同市では、次世代への継承を目的に、若者による語り継ぎ活動「学生語り部」を推進しており、中学生から大学生まで45人が登録されています。

✅ 学生語り部たちは、イベントでの語り部活動や他市の学生との交流活動を通して、戦争や引き揚げの経験を語り継いでいます。

さらに読む ⇒東京新聞出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/397042

学生語り部の存在は、次世代への継承において非常に重要ですね。

若い世代が、同世代に向けて戦争の悲劇を伝えることは、大きな意味があると思います。

2025年は第二次世界大戦終結から80年。

戦争体験者の減少と高齢化が進む中、舞鶴市では戦争体験を語り継ぐ活動に学生が「学生語り部」として参加している。

舞鶴市は戦後、多くの引き揚げ者を迎え入れた地であり、舞鶴引揚記念館ではシベリア抑留体験の継承に取り組んでいる。

学生語り部は館内展示案内や平和学習での交流活動などを行い、特に東京在住の大学生、今野拓実さんは祖父の抑留体験がきっかけで活動に参加。

学生ならではの言葉で、若い世代に戦争の悲劇を伝え、次世代による継承活動を推進している。

学生語り部の活動は、本当に素晴らしいですね！若い世代が自ら学び、伝えようとする姿に感動しました。私ももっと勉強しようと思いました。