国宝『へし切長谷部』とは？(名刀の歴史と特徴を徹底解説？)黒田家の名刀『へし切長谷部』の魅力
切れ味鋭い名刀「へし切長谷部」は、南北朝時代の刀工・長谷部国重による傑作。織田信長が愛し、茶坊主を圧し切った逸話から「へし切」と名付けられました。黒田家の家宝として福岡市博物館に所蔵され、現在は国宝に指定。波打つ刃文や「皆焼」と呼ばれる美しい景色は、見る者を魅了します。9月29日～11月25日まで京都国立博物館で展示！歴史と美をその目に。
黒田家の家宝として
福岡市博の「へし切長谷部」、どんな刀？
国宝、太刀を改刀
黒田家に伝わる家宝として、今も大切にされているんですね。
歴史的な価値を考えると、とても貴重な存在ですね。
公開日:2023/10/31
✅ この記事は、福岡市博物館で開催されている「黒田長政没後400年 黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史」展のレポートです。
✅ 展示では、黒田家に伝わる品々を通して、それらがどのように「家宝」として設定されたのか、時代が降るにつれどのように家宝が手放され、そして一部は戻ってきたのか、という「家宝」の近代史が紐解かれます。
✅ 特に注目すべきは、黒田家の「家宝」である刀剣類で、記事では「碇切」「和泉守兼定」「大仙兼元」「安宅切」など、いくつか紹介されています。
さらに読む ⇒旅する審神者出典/画像元: https://swordtrip.wordpress.com/2023/10/31/kuroda-meihin/国宝に指定されているということは、非常に価値の高い刀ということですね。
本阿弥光徳の鑑定や、黒田長政が所有していたという事実も、その価値を裏付けています。
現在、福岡市博物館に所蔵されている「へし切長谷部」は、国宝に指定されています。
元々は太刀として作られたものですが、後世に短く切り詰められたため、現在では刀に分類されています。
刃長は64.8センチで、持ち手部分の茎に金象嵌で『長谷部国重本阿（花押）／黒田筑前守』と銘が刻まれています。
これは、刀剣鑑定の大家である本阿弥光徳によって長谷部国重の作と鑑定され、初代福岡藩主・黒田長政が所有していたことを示しています。
福岡市博物館で展示されているんですね！ぜひ実物を見てみたいです。黒田家の方々が大切に守ってきたからこそ、今も残っているんですね！
「へし切長谷部」の特徴と歴史的価値
「へし切長谷部」は何が有名？
切れ味抜群
「へし切長谷部」は、長谷部国重の代表作として、その切れ味と美しさで知られています。
歴史的にも非常に価値の高い刀ですね。
✅ 「へし切長谷部」として知られる国宝の刀は、南北朝時代に活躍した長谷部国重の作とされ、本阿弥光徳が金象嵌銘を施したものです。
✅ 元々は、大太刀であったものを刀に仕立て直したもので、幅広く大鋒の姿が特徴です。
✅ 織田信長が所持していたとされ、「へし切長谷部」の由来は、信長が茶坊主観内を刀で圧し切ってしまったことから来ています。
さらに読む ⇒文化遺産オンライン出典/画像元: https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/197430享保名物帳に「比肩すべき物のない」と評されるほどの名刀なのですね。
大太刀から磨り上げられたというのも、興味深い点です。
黒田長薄が普段使いしていたというのも、歴史的価値を高めていますね。
「へし切長谷部」は、享保名物帳に「有銘無銘を通じて比肩すべき物のない、同派を代表する傑作」と評されるほど、長谷部国重の代表作とされ、その切れ味から「へし切」と名付けられたとされます。
刀身は鎬造、棟は庵棟で、刃長は約64.8㎝、反りは0.9～1㎝、元幅は3.0㎝、先幅は2.5㎝、切先長は5.9㎝、茎長は16.7㎝です。
現在の「へし切長谷部」は、元は大太刀でしたが、磨り上げられて打刀となり、銘が失われたため、本阿弥光徳によって金象嵌が入れられています。
また、黒田長薄が普段差しに使っていた記録も残っており、その歴史的価値は非常に高いと言えるでしょう。
うーん、すごい刀ですね！刀の細かい情報まで解説されて、勉強になります！当時の技術って本当にすごいですね！
「へし切長谷部」の展示情報
福岡市博物館の「へし切長谷部」はどこで見られる？
京都国立博物館
刀剣女子の間で話題になっている展示会、ぜひ行ってみたいですね。
9月29日から京都国立博物館での展示も楽しみです！。
✅ 福岡市博物館で開催されている「黒田家名宝展示」では、黒田官兵衛が所持していた名刀「へし切長谷部」が展示されており、全国から刀剣女子と呼ばれる若い女性たちが訪れている。
✅ 刀剣女子の間では「おまたせへし切長谷部」というハッシュタグが流行しており、来場者は展示されている「へし切長谷部」の迫力や力強さに圧倒されている。
✅ 福岡市博物館では、最新のICT技術「ビーコン」を活用したオリジナルコンテンツを提供しており、来場者は学芸員による解説や注目ポイントの紹介を受けられる。
さらに読む ⇒福岡市ホームページ出典/画像元: https://www.city.fukuoka.lg.jp/hash/news/archives/103.html歴史と美しさを兼ね備えた名刀を、ぜひ多くの方に見ていただきたいですね。
実際に目で見て、その迫力と美しさを感じて欲しいですね。
現在、福岡市博物館に所蔵されている「へし切長谷部」は、9月29日～11月25日まで京都国立博物館で展示されています。
この機会に、歴史と美しさを兼ね備えた名刀「へし切長谷部」を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
刀剣女子っていう言葉、初めて聞きました！展示会、すごく行ってみたいです！歴史と文化を感じられるって、素敵ですね！
名刀「へし切長谷部」の歴史と特徴についてご紹介しました。
その切れ味と美しさ、そして歴史的な価値は、多くの人々を魅了し続けるでしょう。
💡 「へし切長谷部」は、織田信長が所有し、茶坊主を斬った逸話で知られる名刀
💡 黒田官兵衛、黒田長政へと受け継がれ、現在は国宝に指定されている
💡 福岡市博物館で展示され、多くの方を魅了し、京都国立博物館でも展示されます。
