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『光る君へ』を彩る賢人、藤原実資とは?~『小右記』と道長、ドラマでの描かれ方を徹底解説!『小右記』が映し出す平安貴族社会:藤原実資の日記から読み解く道長との確執と賢人像

平安貴族、藤原実資。道長と対峙し、90歳まで生きた『賢人右府』。日記『小右記』には、道長の権力、宮廷社会、そして彼の本音がぎっしり。ドラマ「光る君へ」でロバート秋山が演じる実資の、鋭い観察眼と皮肉な言動は必見!史実とフィクションが織りなす、平安絵巻を『小右記』と共に読み解く。

『光る君へ』を彩る賢人、藤原実資とは?~『小右記』と道長、ドラマでの描かれ方を徹底解説!『小右記』が映し出す平安貴族社会:藤原実資の日記から読み解く道長との確執と賢人像

📘 この記事で分かる事!

💡 藤原実資は、平安時代中期に活躍した貴族で、学識と政治的手腕に優れ、日記『小右記』は当時の貴重な記録である。

💡 藤原道長との関係は、対等でありながらも複雑。道長の栄華を冷静に見つめ、時に批判する姿勢が特徴的。

💡 ドラマ『光る君へ』では、ロバート秋山が実資を演じ、日記の内容に基づいた言動が注目を集めている。

今回は、平安時代を代表する貴族の一人、藤原実資に焦点を当て、彼の残した日記『小右記』を通して、その人物像や藤原道長との関係性、そして現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』での描かれ方について解説していきます。

藤原実資と藤原道長の関係

藤原実資は、道長のどんな和歌を記録した?

「望月の欠けたることもなし」

藤原実資は、平安時代中期に生きた貴族であり、藤原道長とは親戚関係にありました。

彼の日記『小右記』は、当時の政治や文化を知る上で非常に重要な資料となっています。

年月日は藤原道長の詠んだ『望月の歌』とほぼ同じ月(そらへのポータルサイト)

公開日:2024/11/10

年月日は藤原道長の詠んだ『望月の歌』とほぼ同じ月(そらへのポータルサイト)

✅ 藤原道長が詠んだとされる「望月の歌」は、寛仁2年10月16日(ユリウス暦1018年11月26日)に詠まれたとされ、天文学的には満月から少し欠けた月であったことがわかります。

✅ 2024年11月16日(旧暦10月16日)には、道長が見たであろう月とほぼ同じ形の月が夜空に昇ります。平塚市博物館は、「道長と同じ月を見上げよう」と題するキャンペーンで、この日の月を観察し、SNSで共有することを呼びかけています。

✅ 翌日の11月17日に放送されるNHKの大河ドラマ『光る君へ』では、望月の歌が詠みあげられる予定で、1000年以上前に詠まれた歌と現代の私たちが同じ月を見上げ、歴史と天文学、そしてドラマを繋ぐ機会となっています。

さらに読む ⇒dメニューニュース|ドコモ()のポータルサイト出典/画像元: https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sorae/world/sorae-sorae-136623

道長の詠んだ歌と、現代の私たちが同じ月を見上げるという企画は、歴史と現代を繋ぐ素敵な試みですね。

ドラマの展開も楽しみです。

藤原実資は、平安中期に活躍した官僚であり、学問に秀でた秀才として知られています。

彼は、藤原北家嫡流で小野宮流を継承した大貴族であり、藤原道長とは分家同士の関係でした。

実資は、道長が自身の邸宅で開いた宴席で詠んだ和歌「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」を記録した日記『小右記』を残しています。

この和歌は、道長の自信過剰な態度を表しており、後世に語り継がれる道長のイメージを形作る一因となりました。

実資は、道長の和歌に対して、返歌を送る代わりに、宴席の参加者全員で和歌を復唱することを提案しました。

これは、道長の和歌への皮肉とも受け取れる行動であり、実資の道長に対する冷静な態度を表しています。

道長が詠んだ歌の背景や、ドラマとの連動企画など、興味深いですね!特に、SNSで月を共有する呼びかけは、時代を超えた繋がりを感じさせてくれます。

実資の生き様と『小右記』の重要性

藤原実資はどんな人物だった?

賢人右府と呼ばれた

藤原実資は、道長の先輩格であり、有職故実に精通した人物として描かれています。

その一方で、プライドが高く、頑固な一面も持ち合わせていたようです。

藤原実資「光る君へ」人物事典

公開日:2024/11/04

藤原実資「光る君へ」人物事典

✅ 藤原実資は、道長の先輩格で、有職故実(政治や儀式のしきたり)に詳しく、学識のある人物として描かれています。彼は正義と筋道を重んじる一方、プライドが高く頑固な一面も持ち合わせています。道長にとって実資は尊敬すべき存在ではありますが、同時に、その頑固さゆえに煙たい存在でもあります。

✅ 実資は彰子に信頼されており、日記「小右記」には道長や詮子への不満が記されているなど、道長との確執が描かれています。また、実資は道長の圧力に屈することなく、三条天皇の娍子立后の儀式を執り行うなど、自分の信念を貫く人物として描かれています。

✅ ドラマでは、実資は道長や彰子との関係を通して、その複雑な立場や内面が描かれています。特に、彰子との関係は、実資の忠誠心とプライド、そして彼の個人的な感情が交錯し、興味深い展開を見せています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.onestep-mugi.com/post/hikarukimie_sanesuke01

実資の人間像が多角的に描かれていて、ドラマでの展開が楽しみです。

彰子との関係性も、興味深いですね。

実資は、道長に対しても遠慮なく意見を述べることができた人物であり、道長自身も実資の能力を高く評価していたようです。

藤原実資の日記『小右記』は、彼の生きた時代の重要な史料であり、『光る君へ』のストーリー展開にも大きな影響を与えています

実資は90歳まで生き、当時の権力者藤原道長に対しても忌憚ない意見を述べるなど、まさに『賢人右府』と呼ばれるにふさわしい人物でした。

実資って、道長にとってちょっと煙たい存在だったんですね!でも、尊敬もされていて、人間関係の複雑さが面白いです。ドラマでの実資の活躍に期待です!

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NHK大河ドラマ『光る君へ』の鍵!藤原実資の日記『小右記』で紐解く平安時代。ロバート秋山演じる実資の鋭い視点と道長との関係は必見!史実とフィクションが織りなす歴史ドラマの世界へ。