女子美術大学の歴史と革新性とは？創立者たちの想いと未来への展望？女子美術大学の創立から現在までの歩み

揺るぎない理念と革新性

横井玉子さんの銅像が建立されたことは、創立者の偉大な功績を称える素晴らしい出来事ですね。

横井玉子（杉並区）

公開日:2024/06/03

✅ 女子美術大学創立者のひとりである横井玉子の銅像が、2004年に同大学の創立100周年を記念して建立されました。

✅ 横井玉子は、1854年に生まれ、1903年に胃癌で亡くなりました。彼女は女子美術学校の創立に尽力し、経営難に陥った際には、順天堂院長夫人佐藤志津から全面的支援を得ました。

✅ 銅像は、女子美術大学の杉並キャンパス校庭に設置されており、台座には銘盤が設置されています。

さらに読む ⇒日本の銅像探偵団トップページ出典/画像元: https://douzou.fortunastella.com/2023/10/24/%E6%A8%AA%E4%BA%95%E7%8E%89%E5%AD%90%EF%BC%88%E6%9D%89%E4%B8%A6%E5%8C%BA%EF%BC%89/

女性の自立を願う、揺るぎない建学の精神が、今もなお受け継がれているんですね。

女子美術大学の建学の精神は、創立者横井玉子の「芸術による女性の自立」「女性の社会的地位の向上」「専門の技術家・美術教師の養成」という3つの理念に集約されます。

当時の女性の社会進出が限られていた時代において、これらの理念は非常に画期的であり、女性が自分の好きなことを追求し、自立していくための道を切り開いたと言えるでしょう。

女子美術大学の理念は、現代にも通じる普遍的な価値観を持っていますね。女性の社会進出を後押しした、画期的な精神だと思います。

専門性を深め、未来へ羽ばたく

女子美術大学の学生たちが、専門分野を深めている様子がよくわかります。

女子美術大学洋画専攻

✅ 女子美術大学大学院の修了制作作品展、および関連イベント「キュレーターの眼2017」の情報が掲載されています。

✅ 女子美術大学短期大学部造形学科在学生、佐藤愛美さんと大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画研究領域修了の宮木沙知子さんの参加する展覧会情報が紹介されています。

✅ 大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画研究領域修了の宮木沙知子さんの展覧会情報に加え、卒業生や非常勤講師、客員教授の展覧会情報も掲載されています。

さらに読む ⇒女子美術大学洋画専攻出典/画像元: http://mixed-color.com/page/100?p422

卒業後の進路まで見据えた、実践的な教育システムが素晴らしいですね。

女子美術大学では、3年次には油彩画、日本画、版画、彫刻の専門分野を選択し、個性的な表現を追求します。

作家としての表現力と、美術史・造形理論の知識を深め、実技と理論の両面でレベルアップを目指します。

4年次は、3年間で培った表現力を基に集大成となる作品制作を行い、作家活動の経験を積みます。

さらに、教育実習を通して実践的な教授法を習得し、将来、美術科教員として生徒に「創作の楽しみや喜び」を伝えるための土台を築きます。

専門性を高め、社会へ貢献できる人材を育成する教育体制は素晴らしいですね！

本日は、女子美術大学の歴史と現在についてご紹介しました。

創立者の熱い思いと、革新的な教育システムに感銘を受けました。