大城道則先生に聞く！古代エジプト研究の最前線とは？エジプト学者 大城道則氏の知られざる素顔と研究内容に迫る

それでは、古代エジプト研究の道へと進んだ大城道則先生の軌跡を辿りながら、その魅力に迫っていきましょう。

エジプト学者としての歩み

大城先生は、エジプトの歴史と文化に魅了され、その研究に人生を捧げてきました。

その情熱と、エジプト学の道を歩むまでの道のりは、多くの人々に感銘を与えることでしょう。

年未開の遺跡を発掘へ。古代エジプト

✅ 「メイドゥム・ジャパン・プロジェクト」は、エジプトのメイドゥム遺跡の調査を行っているチームで、約4,500年前の崩れピラミッド周辺の調査を通して、古代エジプト史、特に古王国時代の解明を目指しています。

✅ 今回の調査は、エジプトの権威であるザヒ・ハワス博士の推薦により、世界各国の調査チームとの選考を勝ち抜き、発掘権を獲得しました。

✅ プロジェクトでは、最新技術を用いた調査に加え、実際に遺跡を発掘することで、古代エジプト史に関する事実を積み重ね、その時代の歴史を解き明かしていくことを目指しています。

さらに読む ⇒クラウドファンディングレディーフォー出典/画像元: https://readyfor.jp/projects/Meidum-Pyramid

古代エジプトの歴史を紐解くメイドゥム・ジャパン・プロジェクト。

ザヒ・ハワス博士の推薦を得て発掘権を獲得したという経緯にも、その専門性と信頼性が伺えますね。

大城道則先生は、駒澤大学文学部歴史学科外国史学専攻の教授で、古代エジプト史を専門とするエジプト学者です。

幼少期からエジプトに魅了され、大学ではエジプト研究の第一人者である加藤先生に師事しました。

学生時代は、エジプト研究を深めるため、ヒエログリフの解読、日本の考古学現場での実測、西洋史の学習など、多岐にわたる努力を重ねました。

関西大学でエジプト学者、加藤一朗先生に師事し、その後バーミンガム大学でエジプト学の修士号を取得、2001年に博士号を取得しました。

エジプト以外にもシリアのパルミラ遺跡とイタリアのポンペイ遺跡において発掘調査に参加し、2003年から駒澤大学に勤務しています。

現在もエジプト研究を続け、学生にはエジプト研究のみならず、大学教員としての現実的な側面も教えています。

加藤先生という第一人者に師事し、バーミンガム大学で修士号、そして博士号を取得…ものすごい経歴ですね！エジプトだけでなく、シリアやイタリアでも発掘調査に参加されているなんて、まさに国際的な活躍ですね！

エジプト研究と日本の文化

ピラミッドの起源と発達を、大胆な構想と精緻な分析で明らかにする書籍。

古代エジプト文明への理解を深める上で、非常に興味深い内容ですね。

ピラミッドへの道古代エジプト文明の黎明』（大城道則）

✅ 本書は、古代エジプト文明の黎明期におけるピラミッドの起源と発達を、大胆な構想と精緻な分析によって明らかにする書籍です。

✅ 古代エジプト文明への影響を与えたメソポタミア、地中海世界、ナイル源流アフリカとの交流や、サハラ砂漠が緑のサバンナであった可能性、王のシンボル図像が示す動乱と変革の痕跡などを考察し、ピラミッドが単なる王墓ではなく、古代エジプト人にとって重要な象徴的な意味を持っていたことを示唆しています。

✅ また、ピラミッドの構造や建築技術、謎に包まれたミイラのない石棺などの問題点についても、詳細な分析と解釈を展開しています。

さらに読む ⇒講談社「おもしろくて、ためになる」を世界へ出典/画像元: https://www.kodansha.co.jp/r/book/product?item=0000195434

日本と古代エジプトの共通点に着目し、多神教や来世信仰、そして古墳にまで言及されているのは面白いですね。

日本人のアイデンティティを探求するという視点も興味深いです。

大城先生は、古代エジプト史、特にエジプト文明の起源と世界への広がりを研究しています。

日本と古代エジプトの共通点として、多神教、来世信仰、多様な民族の融合などを挙げ、日本人の視点からエジプトを理解する重要性を説いています。

特に、エジプトの寛容な文化は、多神教や異民族の受け入れを重視した日本文化に通じるものがあり、ピラミッドのような巨大な王墓は、日本の古墳と共通点を持つと考えています。

古代エジプト研究を通じて、日本人のアイデンティティを探求し、最終的には「日本人とは何なのか」という問いを解き明かしたいと考えています。

エジプトと日本の文化的な共通点があるなんて、初めて知りました！ピラミッドと日本の古墳が似ているって、なんだか不思議な感じがします。もっと色々知りたいです！