語り部活動、コロナ禍の震災伝承への影響は？ 未来への課題を探る（震災、伝承、コロナ）？コロナ禍における震災伝承活動の現状と課題

震災伝承活動へのコロナ禍の影響

震災伝承活動は、コロナ禍で大きな影響を受けている事が分かります。

公益社団法人メモリアルネットワーク»【報告】新型コロナウイルス影響アンケート第弾結果

✅ 新型コロナウイルスの影響で、震災伝承活動の参加者数が大幅に減少している。2020年3月～5月は前年比6.7%～5.1%減少し、夏以降も予約が大幅に減っている。

✅ オンラインでの防災研修開催など、新たな活動形態への模索が進んでいる。一方で、秋以降の問い合わせは例年より少なく、観光や震災伝承活動継続に向けた対策の必要性を感じている団体も多い。

✅ 震災10年となる来年以降の問い合わせは増加しており、今後の活動への期待と同時に、新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化する可能性への懸念が示されている。

さらに読む ⇒公益社団法人メモリアルネットワーク»【報告】新型コロナウイルス影響アンケート第弾結果出典/画像元: https://311mn.org/repo10

緊急アンケートの結果から、震災伝承活動がコロナ禍で非常に大きな影響を受けていることが分かりますね。

今後の活動継続に向けて、様々な対策が必要不可欠だと感じました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、震災伝承活動においても大きな影響が出ていることが、3.11メモリアルネットワークによる緊急アンケートで明らかになりました。

アンケートは、岩手・宮城・福島を中心に語り部や震災伝承関連の活動をされている30団体／個人を対象に実施され、2月下旬以降、先々の予約分までキャンセルが相次いでいることが判明しました。

具体的な影響としては、302件、9235名にのぼるキャンセルが発生しており、多くの団体で活動実績が縮小しています。

新型コロナの影響は甚大ですね。活動のキャンセルが相次ぎ、多くの団体が活動縮小を余儀なくされている状況は、とても深刻です。今後の支援が急務ですね。

活動継続の困難

雇用維持や事業継続への支援策が多岐にわたっている事が分かります。

新型コロナウイルス経済対策スポーツ団体・個人向け支援策・お問合せ一覧：スポーツ庁

✅ この記事は、新型コロナウイルスの影響を受けたスポーツ団体・個人向けの政府支援策を、雇用維持・事業継続支援、安全・安心な環境におけるスポーツ再開等の支援という2つのカテゴリーに分けて紹介しています。

✅ 雇用維持・事業継続支援では、日本政策金融公庫等による緊急貸付・保証枠の拡充、雇用調整助成金の特例措置の大幅な拡充、緊急小口資金の特例貸付、全国規模のスポーツイベント等のキャンセル料等に対する定額補助、チケットの払戻請求権の放棄を寄附金控除の対象とする税制改正、スポーツ団体又はフリーランスの活動継続に向けた取組みに対する新たな支援事業創設、スポーツ団体に対しスポンサー企業が行う復旧支援に係る税務上の取扱いの明確化など多岐にわたる支援策が紹介されています。

✅ 安全・安心な環境におけるスポーツ再開等の支援では、全国規模のスポーツイベント等の感染症拡大防止対策（測定、解析等）の経費支援が紹介されており、具体的な公募情報も掲載されています。

さらに読む ⇒新型コロナウイルス経済対策スポーツ団体・個人向け支援策・お問合せ一覧：スポーツ庁出典/画像元: https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/detail/jsa_00008.html

活動継続の難しさ、新規申し込みの減少など、苦しい状況が伝わってきますね。

感染対策の物品入手も困難という状況は、活動を続ける上で大きな障壁となります。

また、今後の活動の企画・開催が難しく、新規申し込みも入らない状況が続いています。

活動継続についても、感染拡大の収束時期が見通せないこと、感染対策の物品入手が困難な状況であることなど、様々な課題があり、判断に苦慮する団体が多く見られます。

政府による支援策は多岐にわたっていますが、それでも活動継続は厳しいのですね。感染症対策をしながら活動を続けるのは、本当に大変なことだと思います。

深刻化する経済状況

震災伝承活動における経済状況は、大変厳しい状況である事が分かります。

伝承団体の「継続の不安」％、公的な資金の支援「不十分」％（岩手・宮城・福島の震災学習実施団体、伝承施設運営組織へのアンケート調査）

✅ 東日本大震災の伝承活動に関する調査結果では、91%の団体が活動継続を不安視し、61%が公的な資金支援が不十分だと感じていることが明らかになりました。

✅ 調査では、伝承団体の多くが30年後には活動を継続できない可能性が高いという厳しい見通しを示しており、対照的に伝承施設はある程度の継続が見込まれる結果となりました。

✅ 活動継続には語り部や行政職員といった人材が重要であると共に、震災伝承の成果指標としては来訪者数や教訓への理解促進、主体的に行動する態度などが重要視されていることが示されました。

さらに読む ⇒｜プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000110976.html

震災伝承活動の経済的な困窮は、活動の継続を脅かす深刻な問題ですね。

資金難から廃業してしまう可能性もあるという事実に、胸が痛みます。

関係機関による早急な支援が必要です。

経済的な困窮も深刻で、事業収入の減少により、資金難に陥り廃業してしまう可能性も懸念されています。

今回のアンケート結果から、震災伝承活動は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大きな危機に直面していることが明らかになりました。

今後の活動継続に向けて、関係機関による支援策や対策が必要であると考えられます。

経済的な問題は、活動継続を難しくする大きな要因ですね。活動を支える資金が不足すると、伝承活動そのものが続けられなくなる可能性もあり、非常に深刻な問題です。

本日は、震災の語り部活動へのコロナ禍の影響と、今後の課題についてお話ししました。

困難な状況ではありますが、未来へ記憶を繋ぐために、様々な支援と努力が必要だと感じました。