クラウディウス皇帝と笑顔のスフィンクス像：エジプトで発見された古代ローマ皇帝の謎？エジプト・デンデラ神殿で発見されたクラウディウス皇帝のスフィンクス像

本日は、古代ローマ皇帝クラウディウスにまつわる、エジプトでの新たな発見についてご紹介いたします。

まずは、この記事で何が分かるのか、要点を見ていきましょう。

クラウディウスの生涯と皇帝への道

クラウディウス皇帝について詳しく見ていきましょう。

彼は、ローマ帝国の歴史において重要な人物の一人ですが、その生涯については意外と知られていない部分も多いです。

ローマ人の物語（）／第代皇帝クラウディウスの善政と悲劇

公開日:2019/12/29

✅ クラウディウスは、カリグラ暗殺後に近衛軍団によって帝位に就いた皇帝です。彼は兄ゲルマニクスの弟であり、皇室の血筋を受け継いでいました。

✅ クラウディウスは、病弱だったため公職にはあまり就かず、歴史家として過ごしていました。しかし、彼は豊富な知識と責任感を持って帝政を運営しました。

✅ クラウディウスは、ブリタニア遠征を行い、その南部を征服しました。また、ガリア人の元老院入りを認可するなど、同化政策を進めました。

さらに読む ⇒街角の雑貨屋みたいなブログ出典/画像元: https://www.machikado-blog.com/entry/2019/12/29/152452

クラウディウスは、病弱ながらも皇帝として手腕を発揮し、ブリタニア遠征を成功させたことは特筆すべき点です。

また、ガリア人の元老院入りを認めるなど、寛容な政策も行いました。

クラウディウスは紀元前10年8月1日にフランスのリヨンで生まれました。

彼の父はアウグストゥスの継子、母はマルクス・アントニウスの娘という高貴な血筋を持つ一方で、生まれつき身体的な障害を抱え、家族からも疎んじられました。

しかし、政治的な舞台から排除された彼は学問に没頭し、歴史研究に特に深い関心を持ちました。

アウグストゥス帝とティベリウス帝の治世下では政治的な役職に就くことはなく、宗教的職務を担っていました。

彼は二度結婚しましたが、どちらも不幸な結末を迎えています。

カリグラ帝の治世では、補欠執政官に任命されましたが、カリグラの暴政に翻弄されました。

41年1月24日、カリグラが暗殺された混乱の中、クラウディウスは近衛兵によって皇帝に擁立されました。

50歳にして突然の皇帝就任となったクラウディウスは、多くの予想に反し、精力的に統治を行い、帝国を拡大しました。

クラウディウス帝は、意外な出自と様々な苦難を乗り越え皇帝になったんですね。そして、歴史家としての知識を活かして、帝国を拡大したという点に興味を惹かれます。

デンデラ神殿で発見されたクラウディウスのスフィンクス像

エジプトで発見されたスフィンクス像について見ていきましょう。

この発見は、クラウディウス皇帝の治世とエジプトの関係を示す貴重な証拠となります。

エジプトの考古学者がローマ時代のスフィンクス像を発見

公開日:2023/03/07

✅ エジプトの考古学調査団が、ケナ県でローマ時代のスフィンクス像を発見しました。

✅ このスフィンクス像はローマ皇帝ティベリウス・クラウディウスのために作られたもので、デンデラ神殿近くの遺跡で発掘されました。

✅ 調査団はスフィンクス像に加えて、古代エジプトの象形文字とデモティック文字が刻まれた石碑や、ビザンチン時代のマクスーラの遺跡も発見しました。

さらに読む ⇒ềảảáệ出典/画像元: https://www.vietnam.vn/ja/cac-nha-khao-co-ai-cap-phat-hien-buc-tuong-nhan-su-tu-thoi-la-ma

スフィンクス像は、クラウディウス帝の顔を模している可能性があり、その優美な姿は当時の文化水準の高さを物語っています。

また、碑文の発見は、さらなる研究を期待させますね。

エジプト中部ケナ県の遺跡「デンデラ神殿複合体」で、古代ローマ帝国の皇帝とみられる人物の顔が描かれたスフィンクス像が発見されました。

像は石灰岩製で、初期段階の調査によると、像に描かれた顔は41～54年に在位した第4代クラウディウス帝のものだと推測されています。

像は美術的観点からみても壮麗で、王室的な高貴さも際立っているとのことです。

像の下からはローマ帝国時代の象形文字や民衆文字が書かれた碑文も見つかっています。

この発見は、ローマ帝国がエジプトに及ぼした影響や、当時の文化交流について新たな知見をもたらす可能性があります。

エジプトでローマ皇帝のスフィンクス像が見つかるなんて、本当に驚きました！当時の文化交流の様子が、少し垣間見えるようで面白いですね。