牧野富太郎(植物学者)の生涯と功績とは？植物への愛と情熱を紐解く(？)牧野富太郎：植物分類学の父

本日は、植物分類学の父と呼ばれる牧野富太郎博士の生涯と、その功績についてご紹介いたします。

幼少期の植物への情熱から、晩年の偉業まで、その足跡を辿ります。

少年時代の芽生え：植物への情熱

牧野富太郎博士は、高知県佐川町で生まれ育ちました。

幼い頃から植物に興味を持ち、独学で植物の研究を始めます。

まずは少年時代の牧野博士について見ていきましょう。

牧野富太郎を旅する

公開日:2023/06/08

✅ 牧野富太郎の出身地である高知県佐川町には、牧野の実家や学び舎が再現され、植物公園である牧野公園では約500種の植物を観賞できる。

✅ 牧野が佐川町にソメイヨシノを送り、それが一大観桜地となるも戦争で伐採されたが、後に復活。現在は牧野公園として整備され、牧野の永眠後には分骨墓も建てられた。

✅ 牧野公園では、桜だけでなく四季折々の草花を中心とした景観再生が進められ、「まちまるごと植物園」として、植物を通じて人々がつながる町を目指している。

さらに読む ⇒サライ.jp｜小学館の雑誌『サライ』公式サイト出典/画像元: https://serai.jp/kajin/1126980

牧野博士の故郷での学び舎や公園での植物観賞は、博士の原点を感じさせますね。

佐川町が「まちまるごと植物園」を目指すというのも素晴らしいですね。

1862年、高知県佐川町で生まれた牧野富太郎は、幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられました。

幼少期から植物への強い興味を示し、小学校を退学後、寺子屋や塾で学びながら独学で植物の研究を始めました。

高知市での五松学舎での学びを経て、植物の観察図や記録を作成するなど、植物学への道を歩み始めました。

牧野富太郎博士の少年時代のエピソードは、彼の植物への情熱がどのように育まれたのか、興味深いですね！小学校を退学して独学で学んだとは、まさに異才ですね。

上京と黎明期の活躍：植物学への献身

牧野博士は東京へ上京後、本格的に植物学の研究を開始しました。

日本の植物学に貢献し、植物学者としての地位を確立するまでの道のりを見ていきましょう。

土佐の自然が導いた植物界の巨人 牧野富太郎

✅ 牧野富太郎は、日本の植物分類学の基礎を築いた人物で、約1,500種類以上の新種・新品種を命名し、植物学を世界水準に高めた。

✅ 高知県立牧野植物園には、富太郎が命名した植物や植物図に描かれた植物など約250種類が植栽されており、富太郎ゆかりの場所として知られている。

✅ 富太郎は晩年まで植物研究を続け、没後には文化勲章を受章。その生涯は、今年4月から放映されるNHKの連続テレビ小説『らんまん』のモデルにもなっている。

さらに読む ⇒ 四国電力広報誌 ライト&ライフ出典/画像元: https://www.yonden.co.jp/cnt_landl/2303/special.html

日本の植物学が世界水準に達するまでの、牧野博士の貢献は計り知れませんね。

晩年まで研究を続け、文化勲章を受章されたことも素晴らしいです。

上京後、東京大学理学部植物学教室に出入りし、本格的に植物学の研究を開始。

日本初の日本人命名による新種を発表するなど、日本の植物学に貢献しました。

植物学雑誌の創刊にも携わり、新種の植物に学名を付けるなど、植物学者としての活動を本格化させます。

明治時代には、新種の発表や『日本植物志図篇』の刊行を通して植物学者としての地位を確立し、助手や嘱託などを経て、東京帝国大学理科大学講師となりました。

牧野博士が日本の植物学に貢献した話、まるでドラマのようですね！新しい植物に学名を付けるって、なんだかロマンがありますね！