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唐古・鍵遺跡の鉄製品出土!弥生時代の交易と技術革新とは?県内最古級の鉄製品、唐古・鍵遺跡で出土

奈良県・唐古・鍵遺跡から、県内最古級の鉄製品が出土!弥生時代、中国北方の鉄斧を再加工した可能性大。青銅器工房跡とみられる遺構から、青銅器制作の工具として使用された可能性も。近畿地方への燕の製品伝来を示唆し、古代の金属加工技術や交易を解明する貴重な手がかりに。9月7日まで唐古・鍵考古学ミュージアムで展示。

唐古・鍵遺跡の鉄製品出土!弥生時代の交易と技術革新とは?県内最古級の鉄製品、唐古・鍵遺跡で出土

📘 この記事で分かる事!

💡 唐古・鍵遺跡から、県内最古級となる弥生時代の鉄製品が出土。

💡 出土した鉄製品は、中国で作られた鉄斧の破片を再加工した可能性。

💡 鉄製品は青銅器作りの道具として使用された可能性があり、今後の研究に期待。

本日は、奈良県唐古・鍵遺跡から出土した弥生時代の鉄製品について、詳しく見ていきましょう。

古代日本の曙:唐古・鍵遺跡の新たな発見

奈良・唐古鍵遺跡で発見!何時代の最古級鉄製品?

弥生時代。県内最古級の鉄製品。

まずは、今回の発見があった唐古・鍵遺跡について、そして今回の鉄製品がどのようなものだったのかをご説明します。

唐古・鍵遺跡におの状の鉄製品 青銅器作りの道具か、奈良:東京新聞デジタル
唐古・鍵遺跡におの状の鉄製品 青銅器作りの道具か、奈良:東京新聞デジタル

✅ 奈良県田原本町の唐古・鍵遺跡から、弥生時代(紀元前1世紀末~後1世紀)のおの状の鉄製品が出土した。

✅ この鉄製品は、古代中国で作られた鋳造鉄斧の破片を再加工したもので、青銅器作りの道具として使用された可能性がある。

✅ 出土地の土壌の炭素年代測定の結果から、遺跡内で出土した鉄器の中で最古と判断された。

さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/430112

今回の鉄製品の出土は、弥生時代の金属加工技術や交易について新たな知見をもたらす可能性があります。

奈良県田原本町の唐古・鍵遺跡から、弥生時代中期末~後期初め(紀元前1世紀末~紀元1世紀)のものと推定される鉄製品が出土しました。

これは県内最古級の鉄製品であり、唐古・鍵遺跡における鉄製品の初発見となります。

これはすごいですね!県内最古級の鉄製品が見つかったとは!弥生時代の歴史が覆るかもしれませんね!

異国の技術:中国からの鉄製品

弥生時代の鉄器は何から作られた?

中国製鉄斧の破片を再加工

次に、この鉄製品がどこで作られ、どのようにして唐古・鍵遺跡に運ばれてきたのか、考察します。

唐古・鍵遺跡から奈良最古級の鉄製品が出土 中国製の斧を再加工か(朝日新聞)
唐古・鍵遺跡から奈良最古級の鉄製品が出土 中国製の斧を再加工か(朝日新聞)

✅ 奈良県田原本町の唐古・鍵遺跡から、県内最古級となる弥生中期末~後期初めごろの鉄製品が出土した。

✅ 出土した鉄製品は、中国北方の燕で鋳造された斧を再加工したもので、近畿地方まで燕の製品が届いていた可能性を示唆している。

✅ この鉄製品は青銅器づくりの道具だった可能性もあり、今後の研究で遺跡の新たな位置づけがされるかもしれない。

さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/48a6af8290198fb98f531b49e23763c099dae7f1

中国の燕で製造された鉄斧の破片を再加工した可能性があるとのことです。

当時の技術レベルや交易ルートを考えると興味深いですね。

この鉄製品は、中国北方の燕で製造された鉄斧を再加工した可能性が高いとされています

大きさは長さ約7.7cm、幅約3.7cm、厚さ約0.6cm、重さ約89.7グラムです。

X線撮影により、斧状で2カ所の刃部を持つことが確認されました。

弥生時代には製鉄技術がなかったため、鉄器は中国東北部や朝鮮半島から入手した鋳造鉄斧の破片を加工して使用していたと考えられています。

すごい!中国の鉄製品が日本に!ロマンがありますね!弥生時代にこんなことがあったなんて、驚きです!

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唐古・鍵遺跡で鉄製品発見!青銅器工房との関連も?古代金属加工技術や交易を解き明かす、貴重な手がかり!9/7までミュージアムで展示。