矢田部良吉とは？牧野富太郎との関係や、朝ドラ『らんまん』との関連性を解説！近代植物学の父、矢田部良吉の生涯と功績

今回は、近代日本の植物学に貢献した矢田部良吉に焦点を当てて、彼の生涯と業績を紐解いていきたいと思います。

彼の多岐にわたる活動や、牧野富太郎との関係性について、詳しく見ていきましょう。

黎明期の植物学者、矢田部良吉

矢田部良吉は、明治時代に活躍した植物学者であり、日本の近代植物学の発展に大きく貢献しました。

彼の生い立ちから、学問への道、そしてその後の教育活動について見ていきましょう。

矢田部良吉(ヤタベリョウキチ)とは？ 意味や使い方

✅ 矢田部良吉に関する情報が、小学館のデジタル大辞泉に収録されている。

✅ デジタル大辞泉は、デジタル版の辞書である。

✅ 情報源として、小学館のデジタル大辞泉が挙げられている。

さらに読む ⇒コトバンク 辞書・百科事典・各種データベースを一度に検索 出典/画像元: https://kotobank.jp/word/%E7%9F%A2%E7%94%B0%E9%83%A8%E8%89%AF%E5%90%89-143770

小学館のデジタル大辞泉に情報が収録されているのですね。

矢田部良吉の業績が、このように記録されているのは、重要な情報源となりますね。

明治時代、近代日本の植物学を牽引した矢田部良吉は、東京帝国大学理学部の初代教授として、その名を刻みました。

静岡県出身の彼は、蘭学者の父の影響を受け、アメリカ留学で植物学を修め、帰国後、東京大学の教壇に立ちます。

英語での講義や、植物分類学、形態学を重視した教育を展開し、日本における植物研究の基盤を築きました。

新種の発表や、国内各地での標本収集を通じて、日本の植物相の解明に大きく貢献しました。

彼の功績は、日本の植物標本室の創設と充実、そして次世代の研究者の育成に繋がりました。

新体詩の紹介やローマ字表記の提唱も行うなど、多岐にわたる活動を展開しました。

矢田部良吉は、日本の植物学の基盤を築いたんですね。新体詩の普及にも貢献していたとは驚きです。多才な方だったんですね。

牧野富太郎との出会いと、その後の確執

牧野富太郎との出会いは、矢田部良吉の人生において大きな転換期となりました。

二人の関係性と、その後の確執について、詳しく見ていきましょう。

なぜ研究室を出禁に? 牧野富太郎を絶望させた「恩師・矢田部良吉との確執」

公開日:2024/12/16

✅ NHK朝ドラ『らんまん』のモデルである牧野富太郎は、恩師の主任教授から植物学教室への出入りを禁じられるという苦難に見舞われた。

✅ その原因は、牧野が自身の植物図鑑出版に際し、大学の資料を利用したにも関わらず、教授への許可や謝辞を欠いていたことにある。

✅ 教室追放という窮地にも関わらず、牧野は諦めず、起死回生の策としてロシア行きを思いつくなど、その後の研究活動を継続した。

さらに読む ⇒WEB歴史街道出典/画像元: https://rekishikaido.php.co.jp/detail/10420

牧野富太郎を支援した一方で、確執が生じたというのは興味深いですね。

その原因が、出版物の競合や謝辞の欠如にあるとは、人間関係の難しさも感じますね。

矢田部良吉は、植物学の父と称される牧野富太郎の才能をいち早く見抜き、東京大学の植物学教室への出入りを許可し、彼の研究を支援しました。

牧野富太郎は自費出版の雑誌を創刊し、矢田部もそれを高く評価しました。

しかし、その後、2人の間には確執が生じ、牧野は教室への出入りを禁じられることになります。

原因は、牧野の出版物と矢田部の計画との競合、大学資料の利用、矢田部への謝辞の欠如などが挙げられます。

矢田部の態度は、牧野だけでなく周囲の同情も集めましたが、状況は覆りませんでした。

この出来事は、牧野のその後の人生に大きな影響を与えることになります。

牧野富太郎を支援していたんですね！でも、その関係が悪化してしまったのは残念ですね。歴史って、色々な人間模様があって面白いなと感じました。