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北方領土返還への願いは?元島民2世と語り部、洋上慰霊、次世代への継承?北方領土返還運動の今と未来

両親の故郷、北方領土への想いを胸に、元島民2世の鈴木日出男さんが返還運動に情熱を注ぐ。副理事長として、洋上慰霊で先祖を供養し、次世代への継承を願う。ロシアによる開発、日ロ関係悪化という困難な状況下でも、未来への希望を語り、若者との交流を通して未来を照らす。故郷への深い愛情と、平和な未来への強い願いが込められた、心揺さぶるドキュメント。

北方領土返還への願いは?元島民2世と語り部、洋上慰霊、次世代への継承?北方領土返還運動の今と未来

📘 この記事で分かる事!

💡 元島民2世の鈴木日出男氏が副理事長に就任し、返還運動の後継者育成の重要性を語っています。

💡 語り部活動を通して、戦争の悲惨さと平和への願いを伝えている鈴木咲子さんの活動に焦点を当てます。

💡 洋上慰霊の様子や、日ロ関係悪化による影響、そして次世代への継承に対する想いを伝えます。

今回は、北方領土返還運動に尽力されている方々の取り組みを通して、その現状と未来への希望を探っていきます。

父から受け継いだ故郷への想い

北方領土返還運動、鈴木さんの原動力は何?

両親の故郷への想いと、父との絆。

まず、千島連盟副理事長に就任した鈴木日出男さんの活動を通して、北方領土返還運動の現状と課題について見ていきましょう。

四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>家族の古里、取り戻したい 初の元島民2世の千島連盟副理事長・鈴木日出男さん(71)=羅臼町=:北海道新聞デジタル
四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>家族の古里、取り戻したい 初の元島民2世の千島連盟副理事長・鈴木日出男さん(71)=羅臼町=:北海道新聞デジタル

✅ 元島民2世の鈴木日出男さんが、千島連盟の副理事長に就任し、北方領土返還運動の後継者としての思いを語った。

✅ 鈴木さんは、父の故郷である国後島への思いを強く持ち、返還運動への参加を通じて、親世代の思いを継承しようとしている。

✅ 後継者育成の重要性を認識し、2世だけでなく、すべての世代が関心を持てるような運動を目指している。

さらに読む ⇒北海道新聞デジタル出典/画像元: https://www.hokkaido-np.co.jp/article/900944/

鈴木さんの、故郷を思う気持ちと後継者育成への熱意が伝わってきます。

世代を超えて関心を持てる運動を目指すという言葉が印象的です。

北海道羅臼町在住の鈴木日出男さんは、両親の故郷である北方領土・国後島を幼少期から意識し、父から島の美しい風景や豊かな暮らしについて聞かされて育ちました

両親は終戦後に島を追われ、二度と島に戻ることはありませんでしたが、鈴木さんはその想いを胸に、70歳で羅臼町職員となり、千島連盟羅臼支部の青年部へ参加し、返還運動に携わるようになります。

副町長時代も活動を継続し、17年には羅臼支部長に就任しました。

2025年5月には千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)の副理事長に就任し、元島民2世として、北方領土返還運動への強い思いを改めて表明しました。

父の晩年に、福祉施設で「国後に行ってきた」と告げられた経験から、故郷を思う父の気持ちを強く感じ、返還運動への決意を新たにしました。

鈴木さんは、後継者の育成と組織の維持に課題を感じており、世代を超えて誰もが関心を持てるような運動の必要性を訴えています。

これは素晴らしいですね。鈴木さんの情熱と、後継者育成への具体的な取り組みに感銘を受けました。世代間の連携が重要ですね。

国後島への訪問と語り部活動

北方領土の未来を担う希望とは?鈴木さんの活動の要は?

若者交流への希望と、元島民の語り部活動。

次に、語り部として活動されている鈴木咲子さんの経験と、北方領土への想いを共有します。

戦争の記憶を伝える活動について見ていきましょう。

9歳で故郷追われ、収容所暮らしも 北方領土択捉島出身の鈴木さん 戦後79年、平和願い語り部として体験伝え

公開日:2024/08/27

9歳で故郷追われ、収容所暮らしも 北方領土択捉島出身の鈴木さん 戦後79年、平和願い語り部として体験伝え

✅ 終戦直後の1945年8月28日、ソ連軍が択捉島に上陸し、当時9歳だった鈴木咲子さんは家を荒らされる経験をした。

✅ 鈴木さんは、終戦直後に故郷の択捉島を追われ、戦争の悲惨さを語り継ぐ語り部として活動している。

✅ ソ連軍の上陸後、若い女性たちは連行を恐れ、髪を剃るなどして身を守ろうとした。

さらに読む ⇒@kobeshinbun出典/画像元: https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202408/0018044185.shtml

戦争の悲惨さを伝える語り部活動は、未来への希望です。

若者との交流から生まれる希望、未来への貢献に感動しました。

鈴木さんは、北方領土を訪問し、中高生や教員らと共に元島民としての経験を語る「語り部」活動を行っています。

国後島ではロシアによる開発が進む現状を目の当たりにしつつも、住民同士の交流が進み、日本に対する友好的な雰囲気も生まれていることに触れ、若者の交流に希望を見出しています。

政府間の話し合いが進まない現状においても、未来への希望を語っている鈴木さんの活動は、北方領土返還運動の未来を担う世代への希望となっています。

戦争を体験された方の語り部活動は、本当に貴重ですよね。未来への希望を語られているところに、とても感動しました。

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知床半島沖で洋上慰霊。北方領土に眠る先祖を想い、元島民らが祈りを捧げた。早期の墓参再開を願い、未来への希望を次世代へ繋ぐ。