Gone Hidden Logo Menu opener

NMAAの幽霊画展とサウジアラビアとの協定は?(アートウォッシング問題も?)NMAAとサウジアラビアのパートナーシップと、幽霊画の展示について

NMAAで開催中の「超自然の上演」展は、日本の幽霊表現を能楽・歌舞伎の版画で紐解く!月岡耕漁、歌川国貞らの作品が、舞台美術と物語の魅力を伝える。さらに、サウジアラビアとのパートナーシップ締結。アルウラ古代都市ダダンの文化遺産保護へ。国際交流を深め、21世紀の美術館の役割を模索するNMAAの挑戦に注目!

NMAAの幽霊画展とサウジアラビアとの協定は?(アートウォッシング問題も?)NMAAとサウジアラビアのパートナーシップと、幽霊画の展示について

📘 この記事で分かる事!

💡 NMAAで開催中の幽霊画展では、日本の版画におけるユニークな幽霊表現をテーマに、能楽と歌舞伎の作品を紹介。

💡 NMAAとサウジアラビアのアルウラ王立委員会がパートナーシップを締結し、考古学研究などで協力関係を構築。

💡 サウジアラビアは、経済ビジョン2030の下で、国際的な文化交流を拡大し、アートウォッシングとの批判も。

本日は、スミソニアン国立アジア美術館(NMAA)で開催されている展覧会と、サウジアラビアとのパートナーシップについてご紹介します。

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

幽霊画展と日本美術コレクション

NMAAの注目展覧会は?幽霊画の魅力とは?

幽霊画展。能楽・歌舞伎の幽霊表現に注目!

まずは、現在開催中の展覧会「超自然の上演:日本の版画における亡霊と舞台」についてです。

この展覧会は、日本の伝統芸能である能楽と歌舞伎における幽霊画をテーマにした、世界初の試みです。

スミソニアン国立アジア美術館が見せる、日本の幽霊画
スミソニアン国立アジア美術館が見せる、日本の幽霊画

✅ 米国スミソニアン国立アジア美術館で開催されている展覧会「超自然の上演:日本の版画における亡霊と舞台」は、能楽と歌舞伎における幽霊画の表現をテーマにした世界初の試みです。

✅ 展覧会は、能楽と歌舞伎の2つのセクションで構成され、それぞれ異なる版画コレクションから選ばれた作品が展示されています。能楽セクションでは月岡耕漁の作品を通して能楽の様々な側面を考察し、歌舞伎セクションでは『東海道四谷怪談』など、女性の亡霊による復讐劇を描いた作品が中心です。

✅ 展覧会は、能楽と歌舞伎という異なる舞台芸術を通して、幽霊という共通のテーマを探求し、両者のつながりや表現の違いを浮き彫りにすることを目的としています。

さらに読む ⇒美術手帖出典/画像元: https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/29119

能楽と歌舞伎、それぞれの視点から幽霊画を比較できるのは興味深いですね。

月岡耕漁の作品を通して能楽の表現を深く知ることができ、歌舞伎の華やかな世界観にも触れられるのは魅力的です。

NMAAでは、多様な企画展が開催されており、2024年には「想像の隣人:日本の中国観、1680-1980年」展が開催される予定です。

現在開催中の展覧会「超自然の上演:日本の版画における亡霊と舞台」は、日本の文化芸術における幽霊の表現に焦点を当てています。

この展覧会は、能楽と歌舞伎という二つの伝統舞台芸能における幽霊画を世界で初めて探求するもので、同館に寄贈された3つの版画コレクションを基に構成されています。

「能楽」セクションでは、月岡耕漁の作品を通じて、能楽における幽霊の表現を考察し、女性の亡霊の復讐というテーマが重要視されています。

「歌舞伎」セクションでは、『東海道四谷怪談』などを中心に、歌川国貞や国芳らの作品を通じて、幽霊の表現や物語の展開を紹介しています。

能楽と歌舞伎、両方の幽霊画を比較できるのは面白いですね。まるで、異なる時代の舞台作品を同時に鑑賞しているような、貴重な体験ができそうです。

サウジアラビアとのパートナーシップ

NMAAとRCUのパートナーシップ、何を目指す?

文化遺産の保護と専門家ネットワーク構築。

次に、NMAAとサウジアラビアとのパートナーシップについて見ていきましょう。

NMAAは、サウジアラビアのアルウラ王立委員会と協力協定を結び、様々な分野で連携を深めています。

米スミソニアン国立アジア美術館がサウジアラビア・アルウラ王立委員会と提携。多様な協力関係構築へ
米スミソニアン国立アジア美術館がサウジアラビア・アルウラ王立委員会と提携。多様な協力関係構築へ

✅ スミソニアン国立アジア美術館とサウジアラビア・アルウラ王立委員会がパートナーシップ協定を締結し、考古学研究、展覧会への所蔵品貸し出し、キュレーター交流などで協力関係を構築する。

✅ 協力の中心となるのはアルウラ地区の古代都市ダダンの遺跡で、サウジアラビア政府は同地を世界的な文化発信地として再ブランディングする計画を進めている。

✅ サウジアラビアは経済基盤拡大を目指す「ビジョン2030」の下、文化的なパートナーシップを拡大しており、人権問題からの「アートウォッシング」との批判もある一方、文化的ホットスポットとしての地位を確立しつつある。

さらに読む ⇒ ARTnews JAPAN(アートニュースジャパン)出典/画像元: https://artnewsjapan.com/article/33042

サウジアラビアとのパートナーシップは、今後の文化交流に大きな影響を与えそうですね。

古代都市ダダンの保存や研究に貢献できるというのは、非常に意義深いと思います。

NMAAは、国際的な文化交流を積極的に推進しており、2024年5月14日には、サウジアラビアのアルウラ王立委員会(RCU)とパートナーシップ協定を締結しました。

この協定は、考古学研究、展覧会への所蔵品貸し出し、キュレーター交流など、多岐にわたる協力関係を構築することを目的としています

特に、アルウラ地区にある古代都市ダダンの保存を中核とし、インセンス・ロードの重要な拠点であったダダンの文化遺産を保護・研究することを目指しています。

ロビンソン館長は、この協定が専門家のネットワーク構築を促進すると述べています。

サウジアラビアとの協定ですか!アルウラ地区の遺跡の保存に貢献できるのは素晴らしいですね。歴史好きとしては、今後の展開に期待が高まります!

次のページを読む ⇒

サウジアラビア、文化ビジョン2030へ。国際的な芸術機関と連携も、人権問題で批判も。経済・軍事協力とアートウォッシングの狭間で、美術館の役割を模索。