ミャンマー大地震と古都インワ：瓦礫の下に眠る歴史の発見？地震による歴史的建造物の崩壊と、地中に埋もれていた古代都市の遺構発見

本日は、ミャンマーで発生した地震と、その地震によって明らかになった古都インワの歴史について、詳しく見ていきましょう。

地震と古代都市の覚醒

ミャンマー中部で起きた地震は、インフラに甚大な被害をもたらし、救助活動も難航しています。

この地震は、14世紀から19世紀にかけて栄えた古都インワにも大きな影響を与えました。

ミャンマー地震、救助が難航 邦人1人連絡取れず、民主派停戦：北海道新聞デジタル

✅ ミャンマー中部マンダレーで発生した地震の被害が拡大し、倒壊した建物の下敷きになった人々の捜索が続いている。

✅ 重機などの機材不足により救助活動は難航している。

✅ 記事は、地震に関する情報に加え、関連する国内外のニュースについても触れている。

さらに読む ⇒北海道新聞デジタル出典/画像元: https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1141957/

地震の被害は深刻で、救助活動が困難な状況とのことですね。

インワの歴史的建造物も被害を受けていると聞き、心が痛みます。

一日も早い復興を願います。

2024年3月28日にミャンマー中部マンダレー近郊で発生した大地震は、4000人近い死者と5000人以上の負傷者を出し、インフラに甚大な被害をもたらしました。

この地震の影響で、14世紀から19世紀にかけて歴代王朝の都として栄えた古都インワで、地中に埋もれていた宮殿の一部と見られる遺構が発見されました。

インワは、シャン族の都として始まり、その後ビルマ族の王都として栄えましたが、地震や戦争によって廃墟となり、1839年の大地震で放棄されました。

インワはかつてシャン族やビルマ族の王都として栄えた場所なんですね。地震によって廃墟となり、1839年の大地震で放棄されたという歴史も興味深いです。当時の人々の暮らしを想像してしまいます。

瓦礫の下からの発見

地震によってインワの歴史的建造物の多くが損傷・崩壊しましたが、その一方で、地中に埋もれていた新たな遺跡が発見されました。

これらの発見は、インワの歴史を解き明かす重要な手がかりとなります。

インワで地震により歴史的建造物の4分の3が崩壊

✅ マンダレー管区インワ考古学遺跡地区で、地震により歴史的建造物の75%が損傷・崩壊し、以前には確認されていなかった二層の仏塔13基と三層の寺院3基が発見された。

✅ 地震による損傷調査で、パヤーニーパゴダ内部のインワ時代後期に建設された仏塔や、インワ地域でニャウンヤウン時代やインワ時代後期に改修された仏塔が特定された。

✅ 軍の影響下にあるマンダレー市開発委員会は、インワ・ピンヤ古代遺跡地域の960の歴史的建造物のうち約70%が損壊したと発表した。

さらに読む ⇒東京外国語大学 e-LearningSystem出典/画像元: http://www.el.tufs.ac.jp/prseas/html/r/News20250421_144354.html

歴史的建造物の損壊は残念ですが、新たな遺跡の発見は、インワの歴史研究にとって大きな一歩となりそうですね。

どのような遺構が見つかったのか、詳細が気になります。

地震の被害は広範囲に及び、震源に近いマンダレーだけでなく、タイのバンコクにも影響を及ぼしました。

ミャンマー・マンダレー管区インワ考古学遺跡地区の歴史的建造物の75%が損傷・崩壊し、多くの遺跡がその姿を現しました。

調査の結果、トータパンパゴダ近く、ドージャンパゴダ群、チェーニームトー、コー・サングェの畑の近く、シンピンカイェディ、アナウイェイタ敷地内、パレイパゴダ群、チャウセー市、チャウセー郡、パヤーニーパゴダなどで、以前には確認されていなかった二層の仏塔13基、三層の寺院3基が発見されました。

特に、パヤーニーパゴダでは、地震による損傷でレンガが剥がれ落ち、インワ時代後半およびアマラプーラ時代に建設された仏塔が確認されました。

二層の仏塔や三層の寺院が発見されたんですね！まるで、歴史のベールが地震によって剥がされたかのようです。パヤーニーパゴダの仏塔も気になります。写真で見たいです！