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ロシアの歴史教科書改訂とウクライナ侵攻?プロパガンダと国際社会の対応を解説プーチン政権の歴史観とウクライナ侵攻の正当化

ロシアがウクライナ侵攻を正当化するため、歴史教科書を書き換え、愛国教育を強化。プーチン大統領の「特別軍事作戦」を人類の文明防衛と位置づけ、西側の陰謀論を煽る。ウクライナの国旗すらも西側の工作と主張し、国民を洗脳。専門家は、ウクライナ侵攻が「絶滅戦争」へと変化している可能性を指摘。ウクライナの複雑な歴史と、独立への道のりを踏まえ、その現状と将来を考察する。

ロシアの歴史教科書改訂とウクライナ侵攻?プロパガンダと国際社会の対応を解説プーチン政権の歴史観とウクライナ侵攻の正当化

📘 この記事で分かる事!

💡 ロシアは、ウクライナ侵攻を正当化するため、11年生向けの歴史教科書を改訂し、愛国教育を強化。

💡 教科書は、プーチン政権の歴史観を反映し、ソ連末期のペレストロイカを批判するなど、教育への統制を強めている点。

💡 ウクライナのNATO加盟の可能性が、ロシアによる「特別軍事作戦」の理由として挙げられている。

本日は、ロシアの歴史教科書の改訂と、それに関連する様々な問題について掘り下げていきます。

まずは、この記事で皆様に知っていただきたい3つのポイントをご紹介しましょう。

歴史教科書の改訂と愛国教育の強化

ロシア、教科書でウクライナ侵攻を正当化?その狙いは?

反戦意識抑制、政権正当化、長期戦の支持維持。

ロシアでは、ウクライナ侵攻を正当化する内容を含む新たな国定歴史教科書が使用開始されました。

この教科書は、プーチン政権の歴史観を反映し、教育への統制強化を露呈しています。

ウクライナ侵攻:露、侵攻正当化色濃く 新学期の歴史教科書改訂 プーチン政権、統制強化

公開日:2023/09/04

ウクライナ侵攻:露、侵攻正当化色濃く 新学期の歴史教科書改訂 プーチン政権、統制強化

✅ ロシアでは、11年生向けにウクライナ侵攻を正当化する内容を含む新たな国定歴史教科書が使用開始された。

✅ この教科書は、プーチン政権の歴史観を反映し、ソ連末期のペレストロイカを批判するなど、教育への統制強化を露呈している。

✅ プーチン大統領側近らが監修・執筆し、継続中のウクライナ侵攻について約30ページを割いている。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230904/ddm/007/030/116000c

教科書の改訂と愛国教育の強化は、国内の反戦意識を抑制し、政権の正当性を確保する目的があると考えられます。

教科書の記述には、偏りを感じざるを得ません。

ロシアは、ウクライナ侵攻を正当化するために、学校教育における愛国教育を強化し、歴史教科書を刷新しました。

17~18歳向けのこの教科書は、プーチン大統領による「特別軍事作戦」を、人類の文明を守るために必要だったと位置付けています

この教科書は、西側諸国がロシアを破壊しようとしていると主張し、ウクライナを西側の道具と位置づけ、ウクライナの国旗すらも西側の工作であると示唆しています。

また、ロシア国民向けにプーチン大統領のナラティヴを内在化させ、国内の反戦意識を抑制し、政権の正当性を確保し、長期化する戦争に対する国民の支持を維持しようとしています。

教科書では、ウクライナのNATO加盟の可能性が「特別軍事作戦」の理由として挙げられています。

教科書の記述は、一方的な視点に偏っているように感じます。歴史的事実を歪曲し、プロパガンダとして利用している点は、とても危険ですね。

歴史の歪曲とプロパガンダ

ロシアのウクライナ侵攻、教科書は何を隠蔽?

ロシアの関与、NATO脅威、虚偽の情報を流布。

ロシアによる歴史の歪曲とプロパガンダについても見ていきましょう。

長期化する戦争が、ウクライナ国民の認識に与える影響について考察します。

長期化するロシアによる軍事侵攻とウクライナの世論 ―交渉・領土・主権への認識を中心に―
長期化するロシアによる軍事侵攻とウクライナの世論 ―交渉・領土・主権への認識を中心に―

✅ ロシアの軍事侵攻が長期化する中、ウクライナ国民は戦争への疲労感を募らせており、米欧からの支援の不透明感も増している。

✅ ウクライナ国民は当初、ロシアの侵攻に対し強い抵抗の意思を示し、西側諸国からの軍事支援を引き出すことに成功した。

✅ 本稿では、長期化する戦争がウクライナ国民の交渉、領土、主権に関する認識に与える影響を世論調査の結果に基づいて分析する。

さらに読む ⇒SSDP 安全保障・外交政策研究会 - Society of Security and Diplomatic Policy Studies出典/画像元: http://ssdpaki.la.coocan.jp/proposals/171.html

教科書が、2014年のクリミア併合を正当化し、NATO加盟の可能性を「特別軍事作戦」の理由としている点は、プロパガンダ色が強いと感じます。

教科書では、2014年のクリミア併合とドンバス地方への介入を、現地住民の自発的な行動と解釈し、ロシアの関与を隠蔽しています

2022年の「特別軍事作戦」開始の理由として、ウクライナのNATO加盟の可能性を挙げ、これが防がなければ文明の終わりを招いたかもしれないと主張しています。

さらに、ウクライナがセヴァストポリにNATO基地を建設しようとしたという虚偽の主張や、ウクライナが核武装を目指していたという誤った情報を提示しています。

また、ウクライナのロシア語話者の割合に関する誤った情報を記述し、西側のメディアによる偽情報の拡散に注意を促し、ロシア軍による残虐行為を示す証拠を偽情報だと一蹴しています。

歴史を都合よく解釈し、自国の正当性を主張するのは、よくあることかもしれませんが、今回の教科書は酷いですね。子供たちが洗脳されてしまうのではないでしょうか。

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ロシアのウクライナ侵攻を多角的に分析。長期化する戦争の本質、プーチン政権の狙いを専門家が徹底考察。虐殺、収奪…「絶滅戦争」の可能性も指摘。ウクライナの歴史と、国際秩序への影響とは?