濱田青陵賞とは？受賞者とシンポジウムから日本の考古学の未来を考察？受賞者たちの業績と、日本人の起源を探るシンポジウム

本日は、日本の考古学に貢献した研究者を表彰する濱田青陵賞について、受賞者の業績を中心に、関連するシンポジウム情報などをご紹介します。

濱田青陵賞の誕生と目的

まず、浜田青陵賞の概要と、第35回受賞者である辻田淳一郎氏についてご紹介します。

辻田氏は古代鏡の研究で浜田青陵賞を受賞しました。

九州大：辻田淳一郎氏が第35回浜田青陵賞を受賞

公開日:2023/07/26

✅ 九州大学准教授の辻田淳一郎氏が、古代鏡の分析などを通して古代国家形成過程を明らかにした業績により、第35回浜田青陵賞を受賞しました。

✅ 辻田氏は、弥生時代から古墳時代にかけての出土品分析を基に、社会の複雑化を研究しており、科学研究費補助金を得て横穴式石室の三次元計測による研究も行っています。

✅ 記事では、浜田青陵賞の意義、辻田氏の業績、研究テーマ、教育への貢献が紹介され、彼の研究が日本の歴史・文化理解に貢献することを示しています。

さらに読む ⇒KING of Archaeological sites：遺跡んぐ出典/画像元: https://sitereports.site/2023/07/kyushu-university-junichiro-tsujita-wins-the-35th-hamada-seiryo-award/

辻田准教授の研究は、弥生時代から古墳時代にかけての社会構造を解明する上で非常に重要ですね。

科学研究費補助金を得て行われている横穴式石室の三次元計測の研究も興味深いです。

濱田青陵賞は、日本の考古学の先駆者である濱田耕作博士の功績を称え、日本の考古学の振興に寄与することを目的に、1988年に岸和田市と朝日新聞社によって創設されました。

博士の没後50年を記念して始まりました。

この賞は、古代日本文化、農耕社会の成立過程、縄文文化、古代ローマ美術、中国建築史、原始時代の社会構造、古代日本の歴史地理学、服装史、古代官衙、北の海と大地、東アジア新石器時代社会、瓦と木器、中国・日本の考古学連携、縄文文化、王権・国家形成期、東北アジア文化、ＤＮＡ考古学、アジア稲作の起源、三角縁神獣鏡、銅鐸など、幅広い分野の研究者を対象としており、これまでに多くの優れた研究者や団体が受賞してきました。

なるほど、濱田青陵賞は、考古学の振興に大きく貢献しているんですね。辻田氏の研究も興味深い。古代の鏡から社会構造を読み解くなんて、ロマンがありますね！

第36回濱田青陵賞：森先一貴氏の受賞

次に、第36回濱田青陵賞の受賞者である森先一貴准教授と、授賞式、記念講演についてお伝えします。

森先氏は日本旧石器時代の研究で受賞されました。

第36回 濱田青陵賞授賞式 ＜授賞式・記念講演＞

公開日:2024/09/26

✅ 第36回濱田青陵賞授賞式が2024年9月22日に岸和田市立文化会館（マドカホール）で開催されました。

✅ 受賞者は東京大学大学院の森先一貴准教授で、記念講演「考古学からみた日本列島における現生人類文化のはじまり」が行われました。

✅ 授賞式では岡部雅浪氏による箏演奏も披露されました。

さらに読む ⇒MAGMOE出典/画像元: https://www.magmoe.com/1820351/talent/judo/2024-09-26/

森先准教授の「考古学からみた日本列島における現生人類文化のはじまり」という記念講演、とても興味がありますね。

日本人の起源に迫る内容ということで、ぜひ聞いてみたいです。

第36回濱田青陵賞は、東京大学大学院人文社会系研究科准教授の森先一貴氏に授与されることになりました。

受賞理由は、日本旧石器時代の体系的研究とその国際的な発信です。

授賞式と記念シンポジウムが、令和6年9月22日（日・祝）に岸和田市立文化会館（マドカホール）で開催されます。

当日は、森先氏による記念講演「考古学からみた日本列島における現生人類文化のはじまり」が行われます。

この講演は、日本列島における人類文化の起源を探る貴重な機会となるでしょう。

旧石器時代ですか！ますます考古学の世界に興味が湧いてきました。森先さんの講演、絶対に行きたい！