『国史大辞典』とは?デジタル化された日本史の百科事典の魅力とは?デジタル化された『国史大辞典』の世界
日本史研究の金字塔『国史大辞典』。明治41年刊行、日本初の本格的な歴史事典として、考古学から美術まで、多岐にわたる5万4千以上の項目を収録。絵図解説は当時の文化を鮮やかに再現。充実した索引と難読語検索で、歴史の世界を深く探求できます。歴史研究者必携、菊池寛賞受賞の歴史大百科です。
💡 明治時代に刊行された日本初の本格的な日本史辞典『国史大辞典』は、膨大な情報量を誇り、歴史研究の基礎となりました。
💡 デジタル化により、原本の検索性向上!絵図や図版も閲覧可能になり、歴史への理解を深める手助けとなります。
💡 収録項目は5万4千以上!人名、地名、事項など、あらゆる情報が網羅されており、歴史研究の幅を広げます。
それでは、詳細な内容を各章に分けてご紹介していきます。
まずは、『国史大辞典』の誕生とその歴史的意義について見ていきましょう。
『国史大辞典』誕生とその歴史的意義
「国史大辞典」は何がすごい?
日本初の史事典
『国史大辞典』は、明治時代に刊行された歴史の集大成というだけでなく、現代のデジタル化によって、さらに多くの方々が利用できるようになったことが素晴らしいですね。

✅ 明治41年に刊行された「国史大辞典」は、日本初の本格的な日本史辞典として画期的なものでしたが、現代では内容の把握が難しい規模です。
✅ しかし、増訂版には絵図による解説ページがあり、知識がなくても楽しめる内容となっています。
✅ ニューヨーク公共図書館のデジタルコレクションでは、国史大辞典の絵図ページがカラーで公開されており、当時の衣服、甲冑、重ね色目など、現代でも貴重な資料となっています。
さらに読む ⇒日本文化と今をつなぐウェブマガジン出典/画像元: https://mag.japaaan.com/archives/216204絵図の精密さと美しさに驚かされますね。
当時の人々の生活や文化を垣間見ることができ、歴史への興味を掻き立てられます。
デジタル化によって、これらの貴重な資料が手軽に見られるようになったのは素晴らしいです。
明治41年(1908年)に刊行された『国史大辞典』は、日本初の本格的な日本史事典として歴史に名を刻みました。
膨大な内容を持つこの事典は、歴史研究の礎を築き、現在でも参考となる貴重な資料として高く評価されています。
1927年には増訂版が刊行され、絵図解説ページが追加されました。
これらの絵図は、当時の衣服、甲冑、重ね色目、貨幣、門、牛車など、多岐にわたる歴史的遺物を鮮やかに示しており、歴史研究や美術研究に役立つ貴重な資料として、現在も重要な役割を果たしています。
デジタル化されたことで、原本の雰囲気を損なうことなく、美しい絵図を閲覧できるのは素晴らしいですね。当時の様子を詳細に知ることができ、歴史の理解が深まります。
網羅的な内容と最新の研究成果
日本の歴史を網羅した『国史大辞典』は何冊?
17冊
この辞典は、歴史に関するありとあらゆる知識を網羅しているんですね。
専門家による詳細な解説があることで、初心者でも安心して読み進められそうです。

✅ 「国史大辞典」は、日本歴史の全領域と関連分野を網羅した最大級の百科事典で、総項目数6万6,600を収めた15巻(17冊)から構成されています。
✅ 今回デジタル化されたことで、約5万4,000の項目に加え、中見出し、図版も検索可能になりました。
✅ 個別検索では、執筆者、参考文献、項目区分、ジャンル、図版などによる絞り込み検索も可能です。
さらに読む ⇒ジャパンナレッジ出典/画像元: https://japanknowledge.com/contents/kokushi/収録されている項目の多さに圧倒されますね。
各分野の専門家が執筆したことで、質の高い情報が得られるのは魅力的です。
歴史を深く学びたい方にとって、必携の書と言えるでしょう。
『国史大辞典』は、日本歴史の全領域を網羅した、類を見ない歴史大百科です。
第45回菊池寛賞を受賞し、15巻(17冊)に、5万4000以上の項目を収録しています。
考古学、民俗学、宗教、美術、国語学、国文学、地理など、関連分野も網羅し、各分野のトップレベルの専門家3000人以上が執筆に参加しています。
最新の情報に基づいた分かりやすい解説と、写真、図版、図表などの豊富な資料によって、歴史の世界を深く理解することができます。
まるで、歴史のテーマパークみたいですね!色々な分野の情報が詰まっていて、一日中見ていても飽きなさそうです!
次のページを読む ⇒
50万語を網羅!『国史大辞典』索引で、史料、地名、人名などあらゆる情報を高速検索。難読語も簡単に見つけられる、頼れる一冊。