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スラウェシ島の洞窟壁画:アートの起源を探る旅! 最古の壁画発見とその背景とは?人類最古の芸術:スラウェシ島の洞窟壁画が語る物語

4万5千年以上前の洞窟壁画が、インドネシア・スラウェシ島で発見!世界最古の動物画は、狩猟シーンやイノシシを描き、人類の芸術と物語の起源を覆す発見!壁画には半人半獣の姿も。ヨーロッパ中心だった美術史観を揺るがす、驚きの古代アート。更なる発見に期待が高まる。

スラウェシ島の洞窟壁画:アートの起源を探る旅! 最古の壁画発見とその背景とは?人類最古の芸術:スラウェシ島の洞窟壁画が語る物語

📘 この記事で分かる事!

💡 スラウェシ島の洞窟壁画は、4万5500年前の動物画を含み、現存する最古の芸術作品の一つとして注目されています。

💡 壁画は、当時の人々の狩猟生活や、宗教的・神話的な世界観を反映している可能性があり、アートと社会の関係性を探る手がかりとなります。

💡 スラウェシ島は、人類がオーストラリアへ移動する際の重要なルートであり、更なる壁画発見の可能性も示唆されています。

それでは、人類最古の芸術と言われるスラウェシ島の洞窟壁画について、詳しく見ていきましょう。

まずは、この洞窟壁画から何が分かるのか、要点を3つに絞ってご紹介します。

世界最古の物語 スラウェシ島の洞窟壁画

スラウェシ島の洞窟壁画が示す、人類最古の物語とは?

狩猟の様子と獣人

本日は、人類最古の物語とも言われるスラウェシ島の洞窟壁画について掘り下げていきます。

驚くべき発見ですね!。

ホモサピエンス最古の狩猟壁画、万年前か新手法で千年以上古く:朝日新聞

公開日:2024/07/04

ホモサピエンス最古の狩猟壁画、万年前か新手法で千年以上古く:朝日新聞

✅ インドネシアのスラウェシ島にある洞窟壁画が、従来考えられていたより5千年以上古い5万1200年前に描かれた可能性があることが、豪グリフィス大などのチームの研究で判明しました。

✅ この壁画は、イノシシや人が描かれており、ホモサピエンスが描いた最古の狩猟壁画として注目されてきました。

✅ 研究チームは、新たな年代測定手法を用いることで従来の推定より古い年代を割り出したとのことです。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS732VCPS73ULBH008M.html

最古の狩猟壁画とは、大変興味深いですね。

当時のホモサピエンスが、既に高度な表現能力を持っていたことが伺えます。

新たな年代測定手法によって、さらに古い年代が割り出されたことも、驚きです。

インドネシアのスラウェシ島で発見された洞窟壁画は、狩猟の様子を描いており、少なくとも43900年前、もしかしたら49300年以上前に描かれた可能性がある。

これは、記録として残っている世界最古の物語である。

壁画には、異常に小さな猟師の一団がイノシシやアノアと対峙する様子が描かれている

猟師の中には、馬のような顔や尻尾、くちばしを持つものがおり、獣人(半人半獣)を表している可能性がある。

また、狩猟対象となる動物は、実際よりもはるかに大きく描かれており、神話的な怪物のように見える。

この壁画は、単なる狩猟記録ではなく、伝説や宗教的な意味合いを持つ可能性も示唆している。

壁画が描かれた洞窟は、アクセスしづらい場所であり、生活の痕跡はほとんど見つかっていないことから、この場所は当時の人々にとって神聖な場所であった可能性がある。

この発見は、人類が物語を共有し始めた時期が、従来考えられていたよりもはるかに古く、宗教や神話的な考え方がすでに存在していたことを示唆している。

これはすごい!人類の歴史を塗り替える発見ですね。物語や宗教が、こんなにも昔から存在していたなんて、ロマンがありますね。

スラウェシ島洞窟壁画撮影への旅

スラウェシ島の洞窟壁画は何年前のもの?

39900年以上前

次は、スラウェシ島の洞窟壁画撮影の旅について見ていきましょう。

実際に現地へ行った方の体験談は、臨場感がありますね!。

スラウェシ島・洞窟壁画撮影行日目

公開日:2018/09/14

スラウェシ島・洞窟壁画撮影行日目

✅ スラウェシ島のマロス地方からパンケップ地方の洞窟へ向かう途中に、ミニ桂林のような景色が広がるラムン・ラムンを訪れ、結婚式に遭遇しました。スラウェシ島では結婚式はお祝い事であり、来客が多いほど喜ばしいとされています。

✅ パンケップ地方のボント・レンパンガン村にあるブル・シポン洞窟では、舟や魚、バビルサを描いた岩絵が発見されました。状態は良くないものもありますが、絵の鮮やかさは残っています。

✅ パンケップ地方の岩山にある洞窟には、近年、手形が押された洞窟や岩絵が続々と発見されており、その数は200年以上にも及ぶと推定されています。中でも、スパン・ビッタ洞窟には状態の良いアノアの絵があると言われています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://lithos.hatenablog.com/entry/20180915/1537975078

結婚式に遭遇するあたり、旅の運命を感じますね。

BPCBの方々との出会いも、スムーズな撮影に繋がったようで、素晴らしいです。

4万年以上前の芸術に触れる旅、想像するだけでワクワクしますね。

2014年にスラウェシ島南部の洞窟に残る手形の年代測定で39900年以上前という数値が出たことがきっかけで、芸術誕生の地がヨーロッパではない可能性が示された

その後、スペインのエル・カスティージョの洞窟壁画からさらに古い年代測定値が出たため、「世界最古」ではなくなったが、芸術表現は4万年前にヨーロッパで「獲得された」のではなく、人間がアフリカを出る前から行われていた可能性が高い。

当初は許可を得る方法が分からなかったが、前回の旅行で世話になったヴィクトリー・ホテルのノニのつてで、マッカサルでガイドをしているDodoを紹介してもらい、そこから洞窟壁画を管理している政府機関・文化財保護局(BPCB)のスタッフを紹介してもらった。

BPCBの人たちは非常に親切で、スムーズに撮影許可を得ることができた。

5日間の滞在で、保存状態の良い絵が残っている場所を複数回ることができた。

羽田発のANAでジャカルタに早朝に着き、Batikエアでマッカサルに11時に到着。

空港ではガイドのDodo、BPCBのアクラム、イムランの3人が待っていた。

Dodoは見た目より若く、私と同い年だった。

BPCBのアクラムは28歳、イムランは30歳で、連絡していたBPCBの職員がこんなにも若いとは予想外だった。

許可を得るまでの苦労話や、ガイドの方との出会いなど、まるで冒険小説のようです。 現地の人々の温かさも伝わってきて、旅の素晴らしさが伝わってきますね!

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世界最古の動物壁画!4万5500年前、インドネシア・スラウェシ島でイノシシの壁画を発見。人類の芸術起源に迫る、驚きの発見!