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ポンペイの壁画:古代ローマの日常と芸術を紐解く旅?古代ローマ都市ポンペイ:美しき壁画の世界

西暦79年の噴火で灰に埋もれたポンペイ。奇跡的に保存された壁画は、古代ローマの日常と美意識を今に伝えます。大理石風の第一様式から、空間表現豊かな第二、装飾的な第三、そして幻想的な第四様式へ。鮮やかな色彩とフレスコ技法、そして最近発見された青い部屋…ポンペイ遺跡は、古代ローマの息吹を今も私たちに語りかけ、新たな発見で歴史の謎を解き明かします。

ポンペイの壁画:古代ローマの日常と芸術を紐解く旅?古代ローマ都市ポンペイ:美しき壁画の世界

📘 この記事で分かる事!

💡 ポンペイの壁画は、当時の人々の生活、美意識、宗教観を伝える貴重な文化遺産です。

💡 壁画はフレスコ技法で描かれ、鮮やかな色彩が現代まで残っています。様々な様式があり、時代の変遷を知ることができます。

💡 最近では新たな発見も続いており、古代ローマの新たな一面が明らかになってきています。

本日は、古代ローマの都市ポンペイに残された壁画の世界へご案内します。

壁画を通して、当時の人々の暮らしぶりや芸術に触れていきましょう。

ポンペイの壁画:古代ローマの美と文化の遺産

ポンペイの壁画は何を明らかにする貴重な資料?

古代ローマの壁画様式

本日は、ポンペイの壁画が伝える、古代ローマの美と文化について掘り下げていきます。

みどころ
みどころ

✅ ポンペイの街の公共施設やインフラ、宗教について紹介し、アポロやウェヌス、イシスといった神々や、中央広場、円形闘技場、浴場、運動場などの公共施設について解説しています。

✅ ポンペイの裕福な市民たちの暮らしぶり、奴隷から自由人になった人々の成功例、女性や解放奴隷の活躍など、当時の社会構造や人々の生活について考察しています。

✅ ポンペイの食生活や人々の日常生活に焦点を当て、パン屋やテイクアウト可能な料理屋の存在、裕福な家庭での食事、台所用品、食材、医療用具、農具、工具などを通じて当時の暮らしを再現しています。

さらに読む ⇒特別展「ポンペイ」出典/画像元: https://pompeii2022.jp/highlight/

ポンペイの街の様子や市民の暮らし、社会構造などが、詳細に解説されていて興味深いですね。

当時の人々の生活が目に浮かぶようです。

西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火により、古代ローマの都市ポンペイは火山灰に埋もれてしまいました。

この災害は、当時の生活様式や芸術を奇跡的に保存し、今日までその姿を伝えることを可能にしました。

ポンペイの壁画は、古代ローマの壁画様式の変遷を明らかにする貴重な資料であり、ドイツの考古学者アウグスト・マウによって提唱された4つの様式に分類されます。

これらの壁画はフレスコ技法を用いて制作され、鮮やかな色彩を2000年以上も保っています

ポンペイの壁画は、古代ローマ人の美意識や生活様式を伝える貴重な資料であり、当時の日常生活や価値観を垣間見ることができます。

ポンペイの壁画って、本当にすごいですよね! 火山灰に埋もれたおかげで、2000年以上も前の芸術が、あんなにも鮮やかな状態で残っているなんて、奇跡ですよね。当時の生活の様子がリアルに伝わってくるようで、感動しました!

ポンペイの壁画様式:4つの時代を彩る芸術

ポンペイの壁画様式は、古代ローマの壁面装飾をどのように分類したのか?

4つの様式に分類

ポンペイの壁画様式について、詳しく見ていきましょう。

ポンペイの壁画の様式
ポンペイの壁画の様式

✅ ポンペイの壁画様式は、古代ローマの壁面装飾を時代ごとに4つの様式に分類したもので、ドイツの考古学者A・マウによって提唱されました。

✅ この様式は、ギリシアの写実的な傾向とイタリア的な装飾的な傾向の相克が見られることが特徴で、ポンペイの壁画を研究する上で重要な指標となっています。

✅ 各様式は、第一様式(漆喰装飾様式)、第二様式(建築様式)、第三様式(装飾様式)、第四様式(装飾様式)と名付けられており、それぞれの時代の特徴を反映した装飾が施されています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%BC%8F

それぞれの様式に特徴があり、当時の流行や技術の進化がよく分かりますね。

中でも、第二様式で空間の奥行きを表現する工夫は、興味深いです。

ポンペイの壁画様式は、古代ローマの壁面装飾を4つの様式に分類したものです。

第一様式は前2世紀から前80年頃に見られ、大理石を模倣した表現が特徴です。

これはエジプトのプトレマイオス朝の宮殿を模倣したもので、ギリシアやヘレニズム諸国との交流の影響を示しています。

第二様式は前1世紀に主流となり、立体的に見せる工夫や平行投影法を用いて、空間の奥行きを演出しています。

また、建築物や風景を描いて空間を拡張しようとする傾向が見られます。

第三様式は前20年頃または前10年頃に始まり、色彩豊かな人物や装飾的なモチーフが登場します。

イリュージョニスティックな手法からの脱却を特徴とし、幾何学模様や空想的な動物などが描かれます。

第四様式は62年以降の様式で、第三様式よりもさらに装飾性が強まり、幻想的な傾向と、細かく繊細な描写、濃い色彩が特徴です

4つの様式に分かれているんですね! なるほど、それぞれの時代で表現方法が変わっていく様子が面白いです。美術史の勉強にもなりそうですね! ギリシャの影響とか、他の文化との交流があったこともわかって、さらに興味が湧きました!

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ヴェスヴィオ火山で埋もれたポンペイ。鮮やかな壁画は、古代ローマの生活を今に伝える。新たに発見された青い部屋は、祭祀の場か? 驚きに満ちた発見が、歴史の謎を解き明かす。