2000年前のワイン、古代ローマ時代のワイン文化とは?(ワイン、古代ローマ、ドリウム?)世界最古のワイン発見!古代ローマのワイン事情
時を超えた奇跡!スペインで発見された2000年前の古代ローマワイン。完全密封された骨壺から見つかったのは、白ワインと判明した赤みを帯びた液体。古代ローマ社会におけるワインの役割や死生観を紐解く、驚きの発見!ワイン製法の再現実験から、現代とは異なる、複雑でスパイシーな古代ローマワインの味わいが明らかに。ワイン好きも歴史好きも必見!
古代ローマにおけるワイン文化
古代ローマ人はワインをどのように飲んでいた?
水で割って飲んでいた
古代ローマのワイン文化は、現代のワイン造りにも影響を与えている部分があるかもしれませんね。

✅ スペイン南部で発掘された2000年前のローマ時代の墓から、骨つぼに入った世界最古とみられるワインが見つかり、依然として液体だった。
✅ ワインが含まれていた骨つぼは、2019年に住宅改修中に発見され、コルドバ大学の科学者によって分析された結果、約4.5リットルの赤みがかった液体であることが判明した。
✅ さらなる分析により、ワインは白ワインと判明し、今回の発見によって世界最古の液状ワインの記録が塗り替えられた。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.cnn.co.jp/fringe/35220544.htmlワインを水で割って飲んでいたというのは、驚きです。
甘口の白ワインが好まれたというのも面白いですね。
古代ローマでは、エトルリアからワイン造りの技術が伝わって、ワインが重要な文化として根付いていました。
古代ローマ人はワインを水で割って飲むのが一般的で、ワインの濃度が高くなるのを防ぐため、また、酔いすぎを防ぐためとも考えられています。
当時のワインは甘く、白ワインが好まれ、蜂蜜を加えて飲まれたこともありました。
また、ワインを冷やすために、冷たい水や雪が使われた可能性も指摘されています。
現代でも、古代ローマのワイン造りの伝統を受け継いだワインが存在し、その歴史や文化を味わうことができます。
古代ローマのワイン文化、興味深いですね!現代にも受け継がれている技術があるというのもすごい!
古代ローマのワイン醸造方法
古代ローマのワインはどんな容器で造られていた?
素焼きの壺「ドリウム」
ドリウムという壺が、ワイン造りに欠かせなかったんですね。
詳しく見ていきましょう。
公開日:2024/10/08

✅ 古代ローマのワイン作りに欠かせない「ドリウム」と呼ばれる粘土製の壺は、ワインの醸造や貯蔵に使用されていました。
✅ 研究チームは、ドリウムでの醸造がワインの味や香りに与える影響を調査するため、現代のジョージアで伝統的に使用されている土器「クヴェヴリ」を参考に、ドリウムを使ってワインを醸造するシミュレーションを行いました。
✅ クヴェヴリは古代ローマのドリウムと見た目や製造プロセスが似ており、ワイン発祥の地として知られるジョージアでは約8000年の歴史を持つワインの伝統的な製法に用いられています。
さらに読む ⇒ナゾロジーふしぎな科学と最新ニュースを楽しく配信!出典/画像元: https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/144022ドリウムの形状が、ワインの風味に影響を与えていたとは驚きです。
琥珀色でスパイシーな風味、想像できません!。
古代ローマ人は、素焼きの壺「ドリウム」を用いてワインを醸造していたことが、新たな研究で明らかになりました。
研究チームは、現代のジョージアで用いられている「クヴェヴリ」を参考に、古代ローマのワイン醸造を再現しました。
古代ローマ人は、足踏みで圧搾したブドウを皮ごとドリウムに注ぎ込み、地中に埋めることで発酵させていました。
ドリウムの卵型形状は、果醪を適度にかき混ぜる効果があり、松脂のコーティングで液漏れを防ぎつつ殺菌もしていました。
こうしてできたワインは、赤とも白ともいえない琥珀色で、トーストしたパン、リンゴ、クルミ、カレーを合わせたような、香ばしくスパイシーな風味だったと考えられます。
現代のワインとは大きく異なる味わいだったようです。
古代ローマのワイン造り、奥が深いですね!現代のワインとは全く違う味わいだったんでしょうね。
ドリウムがワインの風味に与える影響
古代ローマのワインはどんな味がした?
複雑でスパイシー
ドリウム、すごいですね。
今回の研究で、さらに詳しく分かったみたいですね。

✅ 古代ローマのワインは、粘土製の壺「ドリウム」で醸造され、スパイシーでトーストしたパンのような風味があったことが、ゲント大学による研究で示唆されました。
✅ 研究チームは、古代ローマ時代のドリウムを模倣し、クヴェヴリと呼ばれるジョージアの伝統的な土器を用いたワイン醸造を参考に、ドリウムでのワイン醸造を再現しました。
✅ ドリウムの形状や材質がワインの風味に影響を与え、対流によって発酵が促進され、芳醇な香りが守られる一方、粘土質の壺からミネラル成分が溶け出し、ドライな感覚と複雑な香りがワインに付与されると考えられています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://home.kingsoft.jp/news/amusing/nazology/144022.htmlドリウムの形状、土中埋め込み…様々な要素がワインの風味に影響を与えていたんですね。
想像以上です!。
古代ローマ時代のワイン醸造では、ドリウムと呼ばれる壺を用い、自然発酵によってワインが作られていました。
ブドウを種子や茎ごとドリウムに入れて発酵させ、その後口を蓋で密閉し土中に埋め込む二次発酵が行われました。
今回の研究では、ドリウムの形状や材質がワインの風味に大きく影響を与えることが明らかになりました。
ドリウムの形状と土中埋め込みにより、自然なポンプシステムが生まれ、ワインの対流が促進されました。
また、ドリウムの素材である粘土は、ミネラル豊富な味わいとドライな感覚を生み出し、多孔質構造は酸化を促進し、ローストしたナッツや酸味のあるリンゴのような複雑な香りを与えていました。
さらに、酵母の層やソトロンの生成が促され、スパイシーな味わい、トーストしたパンのような香りがワインに付与されたと考えられます。
これらの特徴により、古代ローマ時代のワインは現代とは異なる、複雑でスパイシーな味わい、焼きたてパンやナッツのような香りが特徴的であったと推測されます。
古代ローマのワイン、ローストしたナッツのような香りって、すごく美味しそうですね!ぜひ味わってみたい!
古代ローマのワイン、その歴史と文化、そしてワイン造りの技術に触れることができました。
非常に興味深いですね。
💡 2000年前のワインが発見され、古代ローマのワイン文化に新たな光が当てられました。
💡 ワインは、当時の人々の死生観や社会構造とも深く結びついていたことが明らかになりました。
💡 ワイン造りに使われた「ドリウム」が、ワインの風味に大きな影響を与えていたことが判明しました。