舞鶴引揚記念館と語り部: 平和への願いは継承されるのか？舞鶴引揚記念館と語り部の現状と未来への展望

💡 舞鶴引揚記念館は、シベリア抑留や引き揚げの苦難を伝える施設として、平和教育に貢献しています。

💡 語り部の高齢化と減少が深刻化しており、次世代の育成が急務となっています。

💡 学生による語り部活動が始まり、未来への希望が生まれています。

✅ 舞鶴引揚記念館は、第2次世界大戦後、旧満州、朝鮮半島などから日本に帰還した約660万人のうち、約66万人を迎え入れた舞鶴港の歴史を伝える施設です。

✅ 同館では、シベリア抑留や引き揚げの苦難を伝える展示に加え、帰国者を支援した舞鶴市民の活動も紹介しています。

✅ 展示を通して、戦争の悲惨さと平和の大切さを訴え、当時の状況を後世に伝えています。

✅ 岩手県陸前高田市で語り部をしている釘子明さんは、来訪者の減少と新型コロナウイルスの影響で、所属する社団法人の経営が厳しくなり、事務員の退職、自身の給与減額、資金不足に陥っている。

✅ 語り部活動にはパソコン、カメラ、プリンターなど高額な機材が必要で、頻繁な修理や買い替えが経済的な負担となっている。

✅ 語り部活動の意義を深く認識しながらも、資金不足が活動継続を脅かしており、法人解散も検討している状況である。