『奪還―日本人難民6万人を救った男―』とは？松村義士男の知られざる救出劇とは？6万人の命を救った男、松村義士男の壮絶な物語

それでは、本書の概要をまとめたものからご紹介します。

悲劇の始まり：朝鮮半島に残された日本人難民

本日は、この物語について、詳しく見ていきましょう。

奪還―日本人難民万人を救った男―』城内康伸

✅ 「奪還―日本人難民6万人を救った男―」は、太平洋戦争後の朝鮮半島北部で、ソ連軍の支配下となった日本人難民6万人を救出した松村義士男の物語です。

✅ 松村は、国家から断罪されたアウトサイダーでありながら、時間、資金、情報もない状況で、頭脳と度胸を駆使し、飢餓や伝染病で苦しむ難民を、ソ連軍の監視をかいくぐりながら日本へ導きました。

✅ 本書は、松村の決死の闘いを克明に描き出し、見返りを求めない「究極の利他」精神が胸を打つ、実話に基づいたノンフィクション作品です。

さらに読む ⇒新潮社出典/画像元: https://www.shinchosha.co.jp/book/313733/

松村義士男氏の行動力と、見返りを求めない姿に胸を打たれます。

絶望的な状況下で、これだけのことができるのかと驚きです。

1945年8月15日、日本の敗戦後、朝鮮半島に取り残された日本人は、北緯38度線の封鎖によって事実上の難民となりました。

特に北朝鮮地域では、ソ連軍の略奪や暴行、食料不足、疫病が蔓延し、日本人たちは絶望的な状況に陥りました。

松村義士男は、戦前、左翼活動家として逮捕された経験を持つ人物でしたが、戦後の悲惨な状況を目の当たりにし、祖国への帰還を諦めざるを得ない難民たちを救うため、命懸けの脱出作戦を決行しました。

朝鮮半島に取り残された6万人の日本人難民を救った松村義士男…素晴らしいですね。国家に見捨てられた人達を救う姿は、まるで映画のようです！

英雄の誕生：松村義士男の決死の脱出作戦

続いては、松村義士男の具体的な活動について見ていきます。

清水潔さん推薦！゛引き揚げの神様゛松村義士男による集団脱出工作がいま甦る――驚愕の発掘ノンフィクション『奪還日本人難民万人を救った男』月日に発売決定！

✅ 本書は、1945年8月15日の敗戦後、朝鮮半島北部に置き去りにされた日本人が、ソ連軍の支配下で苦難を強いられた状況と、その中で6万人を超える日本人難民を救出した松村義士男の英雄的な物語を描いています。

✅ 松村は、戦前には治安当局から弾圧を受け、「アカ」と社会から疎外されていた人物でしたが、敗戦後の混乱の中で、多くの人々を見捨てて本土に逃げる中、自ら危険を冒して難民救出に奔走します。

✅ 本書では、松村がソ連兵の監視をくぐり抜けて難民を組織的に脱出させた過程が、具体的なエピソードとともに詳細に描かれており、松村の驚異的な行動力と人々への深い愛情が読み取れます。

さらに読む ⇒｜プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001502.000047877.html

ソ連兵の監視の中、これだけの規模で脱出作戦を成功させたことに驚愕です。

松村氏の交渉力、行動力、そして何よりも強い信念に感銘を受けます。

松村は、持ち前の胆力と交渉力で、北朝鮮共産党人脈や旧朝鮮総督府の元警察官僚、さらにはソ連軍とも協力し、列車や漁船を使った大量輸送を実現させました。

彼は、危険を顧みずに、私的な借金までつくって集団脱出の費用に充てるなど、究極の利他主義を貫き、多くの日本人難民を救いました。

松村の功績は、杉原千畝に劣らず大きいにもかかわらず、あまり知られていません。

松村氏、かっこいい！治安当局から疎外されていた過去があるのに、見返りを求めず多くの人を救ったなんて、まるでヒーローですね！